石油・石炭・ガス

卸売物価、7月は5.3%上昇

連邦統計局が10日発表した2010年7月のドイツの卸売物価指数は前年同月比で5.3%上昇し、これまでに引き続き大きく上がった。鉱石や金属、燃料の上げ幅が大きかった。卸売物価の前月比の変動率は-0.3%で、2カ月連続で低下 […]

三菱商事など、ロシア初のJIプロジェクト認定

三菱商事とJX日鉱日石エネルギー(JXエネルギー)は5日、両社がロシアの石油大手ガスプロムネフチと共同で実施する油田随伴ガス回収事業に関し、ロシアで初の共同実施(JI)プロジェクトの認定を受けたと発表した。これにより、2

Muenchener Rueck―4-6月期増益確保―

再保険最大手の独Muenchener Rueck(ミュンヘン)が4日発表した2010年4-6月期(第2四半期)決算の最終利益は7億900万ユーロとなり、前年同期から3.5%増加した。社債・国債取引が好調で、金融投資の収益

住宅建設、省エネ住宅などで需要が回復

景気回復を背景にドイツで住宅建設需要が上向いてきた。広さや外装、エネルギー効率、環境に優しい建材などを重視し多少のコストがかかっても構わないという消費者も増えており、平均の販売価格は上昇傾向にあるという。4日付『フランク

独製紙業界、上期生産・販売が14%増に

ドイツ製紙事業者連盟(VDP)は9日、加盟企業の2010年上半期の生産高と販売高が前年同期をともに14%上回り、経済危機前の08年の水準までほぼ回復したと発表した。景気の改善が反映された格好。今後の懸念材料としては原料価

「寡占で不当利益=年2億ユーロ」、暖房検針業者に批判の矢

年に一度、住宅の暖房設備を検針するサービス業者が不当な利益を上げているようだ。検針サービス市場が寡占状態にあり、競争原理が働いていないことが背景にある。オンラインの省エネコンサルティング会社「co2online」が実施し

7月インフレ率1.1%に

ドイツ連邦統計局が7月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比で1.1%上昇し、前月の上げ幅(同0.9%)を0.2ポイント上回った。灯油・自動車燃料のほか、猛暑の影響で果物・野菜の価格も上がり、全体が押し

米コノコフィリップス、ルクオイルの全株式売却へ

米石油大手のコノコフィリップスは28日、保有する露ルクオイルの全株式を売却すると発表した。売却益を自社株の買い戻しや有利子債務の削減に充て、財務の改善を図る。 \ コノコが保有するルクオイル株20%のうち、7.6%はルク

英BP、トップが引責辞任

石油大手の英BPは7月27日、トニー・ヘイワード最高経営責任者(CEO)の退任を発表した。メキシコ湾での原油流出事故を受けた引責辞任で、10月1日付で現職から退く。後任には事故処理の責任者であるロバート・ダドリー取締役が

6月輸入物価9.1%上昇、10年来最高の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が27日発表した2010年6月の輸入物価指数は前年同月から9.1%上昇し、2000年11月以来最大の上げ幅となった。同物価の上昇率は世界景気の回復を受け今年1月にマイナスからプラスへと転換、その後ユーロ安

太陽光発電ブームで電力が供給不足に

ドイツ国内の太陽光発電ブームが将来、電力の供給不足を引き起こす恐れがある。天候不順の際に太陽光発電をバックアップするガス火力発電所の建設が進んでいないためだ。アレニウス・エネルギー・気候政策研究所は「太陽光発電とガス発電

鉄鋼業界の利益、排出枠有償化で10分の1に

2013年から実施予定の二酸化炭素(CO2)排出枠の有償化はドイツのエネルギー集約型産業に大きな打撃を与える見通しだ。企業コンサルティングのGoetzpartnersがまとめた予測レポートによると、2020年の独鉄鋼業界

財務省が大手企業の部分民営化を計画、98億ドル調達へ

ロシア財務省が大手国営企業の部分民営化を計画している。2011~13年の3年間で2,980億ルーブル(約98億米ドル)を調達し、財政赤字を縮小する狙い。プーチン首相が承認すれば、1990年代以来、最大規模の民営化となる。

ガソリン税を引き上げ

ロシア政府は18日、輸送税の課税を維持する一方で、ガソリンに対する消費税を引き上げる方針を固めた。現地紙『ベドモスチ』が政府筋の話として伝えた。 \ ガソリンの消費税は2011年から13年にかけて1リットル当たり1ルーブ

ルクオイル、伊再可エネ企業と風力発電で提携

ロシアの石油大手ルクオイルはこのほど、イタリアの再生可能エネルギー企業ERG Renewと風力発電などの再生可能エネルギー事業で協力することで基本合意した。両社はまず、東欧・ロシア地域における風力発電所の事業性について調

メチェル、1-3月で黒字転換

ロシアの石炭・鉄鋼大手メチェルが15日発表した2010年第1四半期(1-3月)決算は、売上高が前年同期比61%増の19億米ドル、利払い・税・償却前利益(EBITDA)が2.2倍増の2億5,760万米ドルだった。同社の主力

カザフスタン、石油輸出税を復活へ

カザフスタン政府は13日、石油輸出税を再導入することを閣議決定した。1トン当たりの税率は原油が20米ドル、軽質油が99.71ドル、重質油が64.47ドル。2008年5月に導入された石油輸出税は、金融危機に伴う原油価格の急

独RWE、サウス・ストリームへの参加に関心

独エネルギー大手RWEは12日、露国営ガス会社ガスプロムからガスパイプライン「サウス・ストリーム」の建設計画への参加を打診されたことを明らかにした。サウス・ストリームと競合するパイプライン「ナブッコ」の建設計画に参加して

ポーランド政府、ロトスの完全民営化を計画

ポーランドの経済省と国有財産省は、石油精製2位のロトスを完全民営化する方針で合意した。アレクサンデル・グラト国有財産相がこのほど、同国のラジオ放送「TOK FM」で明らかにした。同相によると、政府はロトスの発展と安定を保

米2社、ブルガリアのシェールガス開発許可を申請

ブルガリア経済・エネルギー・観光省は15日、シェブロンとインテグリティー・タワーズの米国2社が、北東部でのシェールガス開発許可を申請したと発表した。 \ シェブロンはオランダ子会社を通じて2鉱区の、インテグリティー・タワ

米ラフキン、ルーマニアに工場建設

石油精製向け送電装置や油田のポンピング・ユニットなどを手がける米ラフキン・インダストリーズはこのほど、ルーマニア中南部のプロイエシュティに工場を建設すると発表した。 \ 新工場は33ヘクタールの敷地に、総工費1億2,60

ロシアOPK、石炭子会社売却で三井物産と交渉へ

ロシアの企業グループ「統一産業法人(OPK)」が石炭子会社YPKの売却に向け、三井物産と今週内にも交渉するもようだ。ロシア英字紙『モスコウ・タイムス』が19日付で伝えた。OPKは今月上旬に外貨建て社債をデフォルト(債務不

ハンブルク州首相が辞任へ

ハンブルク州のオーレ・フォンボイスト首相(キリスト教民主同盟=CDU=)は18日、8月25日付で辞任する意向を表明した。政治活動に疲れたことが理由とみられる。CDUの州首相でこの1年間に退任するか辞意を表明したのはこれで

石炭大手クズバスラズレズ、第1四半期大幅増益

ロシア石炭業界第2位のクズバスラズレズウーゴリ(Kuzbassrazrezugol)がこのほど明らかにした2010年第1四半期(1-3月)決算は、純利益が前年同期の4億3,700万ルーブルから18億1,000万ルーブルに

RWE Dea AG―エジプトのガス田を英BPと共同開発へ―

エネルギー大手の独RWEは19日、採掘子会社のRWE Dea(ハンブルク)が英BPと共同でエジプトの海底ガス田を共同開発すると発表した。2014年にも採掘を開始する。投資規模は両社合わせて90億ドルで、RWE Deaはそ

サハリンエナジー、09年は大幅黒字

ロシア・サハリン沖の資源開発プロジェクト「サハリン2」の事業会社サハリンエナジーは2009年、5億8,200万米ドルの最終利益を計上したもようだ。ブルームバーグが16日、同社の投資家向け報告書を入手して伝えた。液化天然ガ

高圧送電網、エコ電力で負担が増大

エコ電力の普及がドイツの高圧送電網の大きな負担となっている。同国北部で風力発電が増加したことを受け、天候に大きく左右される同電力の出力を調整して南部や西部の電力消費地域まで送り届ける必要が生じているためだ。今後、北海やバ

ガスプロム、欧州売上高44%増

ロシア国営ガス企業ガスプロムの欧州事業を統括する独子会社ガスプロム・ゲルマニアは8日、2009年通期の売上高が80億2,950万ユーロと、前年から44%拡大したと発表した。今後は大口の輸送事業だけでなく、最終消費者(エン

MOL、ルーマニアで油田探査権獲得

ハンガリー石油大手MOLは5日、ルーマニア同業のエキスパート・ペトロリアム(EP)と共同で参加していたルーマニアの油田探査権入札で、3つの鉱区の探査権を獲得したと発表した。 \ ルーマニア鉱物資源庁(ANRM)は今回、パ

6月原油生産量、過去最高更新

ロシアのエネルギー省が3日公表した6月の資源・エネルギー統計によると、6月の原油生産量は前月比0.5%増の日量1,013万バレル(bpd)となり、過去最高を更新した。原油生産が1,000万bpdを超えたのは10カ月連続で

Siemens AG―アフリカ売上を2012年までに3倍に―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は9日、アフリカ事業に今後2年間で約2億ユーロを投資すると発表した。水道や鉄道などのインフラや、再生可能発電施設の需要が今後、大幅に拡大すると予想されるためで、同社は販売網の強化を

ベラルーシが関税同盟復帰、共通の関税法典導入に署名

ロシア、カザフスタン、ベラルーシの3カ国大統領は5日、カザフスタンのアスタナで会談し、ベラルーシがロシア、カザフ両国で今月1日から導入された共通の関税法典を採用することで合意した。ベラルーシは同法典を6日に発効させた。ベ

ブルガリア、2011年からアゼル産ガス輸入へ

ブルガリアのパルバノフ大統領は6月30日、アゼルバイジャンの首都バクーでアリエフ大統領と会談し、2011年からアゼルバイジャン産天然ガスの輸入を開始することで合意した。ブルガリアの隣国ルーマニアも4月にアゼル産天然ガスの

炭鉱大手OKD、5年間で50億コルナ投資

チェコの炭坑大手OKDが、炭鉱開発に向こう5年間で50億コルナ超の投資を計画している。同社のベック社長は6月末の記者会見で、チェコでは石炭が重要なエネルギー供給源となっているとして、「少なくとも2030年まではモラビア北

ペトロム、油田免許を売却

ルーマニアの石油ガス最大手ペトロムは、国内20カ所の油田の生産ライセンスを売却する計画だ。ブルームバーグが1日報じた。 \ 売却は入札方式で行う。ライセンス売却を決めた理由についてペトロムの広報は「事業ポートフォリオ最適

鉱物資源採掘税の引き上げへ

ロシアのクドリン財務相は6月29日、石油・ガス業界に対する鉱物資源採掘税の引き上げを検討していることを明らかにした。財政赤字削減策の一環として、同税の税収を600億米ドルに拡大したい考えだ。 \ 大手投資銀行ルネッサンス

5月輸入物価上昇率8.5%、10年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が25日発表した2010年5月の輸入物価指数は前年同月比で8.5%上昇し、2000年11月以来およそ10年ぶりの大きな上げ幅となった。石油価格の上昇とユーロ安が主な押し上げ要因で、原油と石油製品を除いたコ

6月インフレ率0.9%に

ドイツ連邦統計局が28日発表した6月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比+0.9%となり、上げ幅は前の月の5月(1.2%)をやや下回った。灯油と自動車燃料の価格が大幅に上がったものの、ガス価格が低下して物価上昇を相殺。

エネルギー・環境政策のジレンマを学会が指摘

ドイツ物理学会(DPG)はこのほど、ドイツの電力供給動向に関する研究報告書を発表、再生可能エネルギーによる発電の規模は不十分で、化石燃料への依存度は依然として高いと指摘した。そのうえで、原発廃止政策を二酸化炭素(CO2)

上部へスクロール