石油・石炭・ガス

ポーランド政府系企業、英ロールスロイスとSMRで提携

●水素生産への活用や、SMRの国内生産も視野に入れる ●ロールスロイスのSMRは加圧水型で、出力は470MWe ポーランドの国営産業グループ、インダストリア(Industria)が小型モジュール炉(SMR)の国内導入に向

1人当たりGDPが2000ユーロ減少、ロシアのウクライナ進攻で

ロシアのウクライナ進攻に伴いドイツの国内総生産(GDP)は昨年2月の戦争勃発から2023年末までに約1,600億ユーロ(4%)縮小する見通しだ――。独商工会議所連合会(DIHK)のペーター・アドリアン会長が地方紙『ライニ

ベルギーから独への天然ガス輸送能力倍増、将来は水素も

ドイツのオーラフ・ショルツ首相は14日、ベルギー北部のゼーブルッヘ港で同国のアレクサンダー・デクロー首相と会談し、ベルギーからドイツへの天然ガス輸送能力を拡大することで合意した。デクロー氏は輸送能力を2倍に拡大すると明言

生産者物価が前月比で4カ月連続低下

ドイツ連邦統計局が17日発表した1月の生産者物価指数(2015年=100)は前月比1.0%減の156.5(暫定値)となり、4カ月連続で低下した。過去最高となった昨年9月(172.5)に比べると9.3%低い水準。物価を最も

22年の貿易黒字55%減少、エネ高騰で輸入が膨らむ

ドイツ連邦統計局は16日、2022年の貿易収支は797億ユーロの黒字となったものの、黒字幅は前年の1,753億ユーロを54.5%下回ったと発表した。天然ガスや石油などエネルギー価格の高騰で輸入が膨らんだことが背景にある。

ユニパー―UAEの原油加工・船舶用燃料販売事業を売却―

エネルギー大手の独ユニパーは16日、アラブ首長国連邦(UAE)の原油加工・船舶用燃料販売事業(ユニパー・エナジーDMCC)を、現地のコモディティ取引会社モントフォルト・グループとドバイ首長のプライベートオフィスからなるコ

「独に産業立地競争力なし」=車業界

ドイツには産業立地面で国際競争力がないとの考えが自動車業界に広がっていることが、業界団体VDAの会員企業アンケート調査で分かった。ヒルデガルト・ミュラー会長は政府の産業政策に対する低評価を示すものだと明言。役所絡みの煩雑

22年の暖房販売5%増加、ヒートポンプがけん引

ドイツ国内の暖房販売台数が昨年は前年比5%増の98万台となり3年連続で拡大したことが、独暖房産業全国連盟(BDH)の発表で分かった。環境に優しいヒートポンプが特に大きく増えて全体をけん引した。 ヒートポンプの販売台数は2

大都市からの移転先、小都市・農村は稀

コロナ禍の発生後、在宅勤務の可能性が大幅に広がり、大都市から転出する人が増えた。転出先はこれまで小都市や農村部が多いと思われてきたが、実際にはそうでないことがIfo経済研究所と不動産ポータルのイモヴェルト(immowel

独ユニパー、UAEの原油加工・船舶用燃料販売事業を売却

エネルギー大手の独ユニパーは16日、アラブ首長国連邦(UAE)の原油加工・船舶用燃料販売事業(ユニパー・エナジーDMCC)を現地のコモディティ取引会社モントフォルト・グループとドバイ首長のプライベートオフィスからなるコン

タタ製鉄、英の「Flue2Chem」実証事業に参加

インド鉄鋼大手のタタ製鉄は6日、英国における炭素回収・利用(CCU)プロジェクト「Flue2Chem」への参加を発表した。同プロジェクトは工場などの廃ガスから二酸化炭素(CO2)を回収し、消費財の原料として再利用する2年

英BP、脱炭素化計画が後退

英石油大手BPは7日、脱炭素化計画を見直すと発表した。主力の化石燃料部門の収益が価格高騰を追い風に拡大していることを受けたもの。2030年までに石油・ガスの生産量を19年比で40%するという目標について、削減幅を25%に

インテル―独工場への補助金、大幅増額を要求―

米半導体大手のインテルが、ドイツに工場を建設する計画に絡んで補助金の大幅引き上げを求めている。高インフレと市場環境の変化を受けて、エネルギー、物流、建設コストが大きく膨らむ見通しとなっているためで、広報担当者は公共放送M

フォード―欧州の従業員3800人削減、BEV化を受け―

自動車大手の米フォードは14日、欧州での従業員削減計画を発表した。車両の電動化に伴い内燃機関車の開発が不要となることを受けた措置で、製品開発部門を中心に今後3年で3,800人を整理する。 開発部門で2,800人を削減し、

今年の気温が低くても秋のガス備蓄率は100%に

欧州の気温が今年、低水準になったとしてもドイツの今秋の天然ガス備蓄率は100%に達し、法定水準を確保できる見通しだ。天然ガスと水素の貯蔵事業者が加盟するドイツの業界団体エネルギー貯蔵イニシアチブ(INES)が9日明らかに

商工会議所がGDP予測を大幅引き上げ

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は9日に発表した企業景気アンケート調査レポートのなかで、2023年の国内総生産(GDP)が前年比で実質横ばいになるとの予測を提示した。昨年秋の前回レポートではマイナス3.0%を予想してい

1月の卸売物価、10.6%に上げ幅縮小

ドイツ連邦統計局が14日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比10.6%増となり、上げ幅は2021年5月以来の低い水準となった。上昇率の低下は4カ月連続。統計開始後の最高となった4月(23.8%)に比べると13.2ポイン

「ユーロ7は準備期間不足」、独環境相が疑問を提示

欧州連合(EU)の欧州委員会が打ち出した自動車の次期排ガス規制(ユーロ7)案に対し、ドイツのシュテフィ・レムケ環境相が疑問を投げかけた。同規則の決定から施行までの期間が短すぎ、内燃機関車を販売できなくなる恐れがあるとみて

英BP、脱炭素化計画が後退

英石油大手BPは7日、脱炭素化計画を見直すと発表した。主力の化石燃料部門の収益が価格高騰を追い風に拡大していることを受けたもの。2030年までに石油・ガスの生産量を19年比で40%するという目標について、削減幅を25%に

シェルが事業再編、石油・ガス生産とLNG部門を統合

英石油大手シェル は1月30日、事業再編計画を発表した。石油・ガス生産部門と液化天然ガス(LNG)部門を統合する。事業の簡素化、効率化が目的で、7月1日付で実施する。同時に、再生可能エネルギー事業を下流部門の石油精製・販

フィンランドとエストニアに水素産業クラスタを形成

●同計画はEUが進める脱炭素化の一環で、期間は5年 ●バルト海沿岸9カ国から44企業が参加し、今夏の始動を目指す フィンランドとエストニアに水素産業の集積地を構築する「バルティックシーH2」プロジェクトの準備が進められて

中東欧経済、今年は0.1%増=WIIW予測

●ロシアとハンガリーのみ景気後退の予想 ●ESEEのEU加盟国成長率は平均1%と、ユーロ圏の0.2%を上回る ウィーン国際比較経済研究所(WIIW)がこのほど発表した最新の経済予測は、高インフレやエネルギー危機といった事

セルビアとのガス接続菅、ブルガリア領の敷設工事が開始

●全長170キロのパイプライン、輸送能力は18億立方メートル ●欧州委は総工費8,550万ユーロの大半を拠出 ブルガリアで1日、セルビアと自国の天然ガス輸送網を結ぶ接続管(インターコネクタ、IBS)の敷設工事が始まった。

12月鉱工業生産3.1%減少、建設と中間財が足かせに

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した2022年12月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比3.1%減の95.0(暫定値)となり、3月以来の大きな下げ幅を記録した。建設と中間

22年輸入高は24%増加、エネルギー高騰で膨らむ

ドイツ連邦統計局が2日発表した2022年の輸入高(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで前年比24.3%増の1兆4,881億ユーロと大幅に拡大した。ロシアのウクライナ進攻に伴いエネルギー価格が高騰したことが最大の押し上げ要

1日時点のガス備蓄率、許容下限の2倍に

ドイツ連邦ネットワーク庁は2日、国内の天然ガス備蓄率が1日時点で78.6%だったことを明らかにした。法律で定められた同日の許容下限(40%)の約2倍という高い水準で、同庁は「この冬にガス不足状況に陥ることはほぼあり得ない

22年小売売上が実質0.6%減少、物価高騰で下期に失速

ドイツ連邦統計局が1月31日に発表した2022年の小売売上指数(自動車販売店を除く、暫定値)は前年比で実質0.6%減少した。名目売上は高インフレの作用で7.8%増と大きく伸びたものの、物価を加味した実質ベースでは前年水準

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