証券

銀行の顧客相談サービス、質が一段と低下

商品テスト機関Stiftung Warentestの金融商品専門誌『Finanztest』は20日、全国の銀行窓口相談をテストした結果を発表し、顧客相談サービスの質が昨年よりもさらに悪化したと批判した。調査は3、4月に計 […]

ポーランド政府、ロトスの完全民営化を計画

ポーランドの経済省と国有財産省は、石油精製2位のロトスを完全民営化する方針で合意した。アレクサンデル・グラト国有財産相がこのほど、同国のラジオ放送「TOK FM」で明らかにした。同相によると、政府はロトスの発展と安定を保

Volkswagen AG―株主が訴訟方針―

高級車メーカーのPorscheが投機的な手法を用いて自動車大手Volkswagen(VW)の買収を狙い失敗した問題で、株主のドイツ系ファンドを代表する弁護士事務所CLLBがVWを相手取って損害賠償訴訟を起こす予定だ。CL

Bilfinger Berger AG―他社買収に意欲―

独建設大手のBilfinger Berger(マンハイム)が他社の買収に意欲を示している。同社のヘルベルト・ボートナー社長は14日ミュンヘン記者クラブで講演し、「買収候補はたくさんある」と明言した。同社はオーストラリア子

ギリシャが国債発行、16.2億ユーロ調達

財政危機に直面するギリシャ政府は13日、6カ月物の短期国債を起債し、総額16億2,500万ユーロを調達した。ギリシャの国債発行は、5月にユーロ圏諸国と国際通貨基金(IMF)から緊急金融支援を受けて以来、初めて。 \ 公的

SEB AB―独リテール事業をSantanderに売却―

スウェーデンの金融大手SEB(ストックホルム)は12日、ドイツのリテール事業をスペインの同業Banco Santanderに売却すると発表した。取引金額は5億5,500万ユーロ。SEBは売却益を成長が見込まれる戦略分野に

Continental

自動車部品大手の独Continentalは9日、5年物の社債を発行し、市場資金7億5,000万ユーロを調達した。金利は8.5%。同社は調達資金をSiemens VDOの買収で膨らんだ債務の圧縮に充てる。Continent

ワルシャワ証取、NYSEユーロネクストと戦略提携

ポーランドのワルシャワ証券取引所(WSE)は12日、米ニューヨーク証券取引所を運営するNYSEユーロネクストと戦略提携を結んだと発表した。WSEはNYSEの現金・デリバティブ取引システムを導入する。両者はIT部門をはじめ

KBC、2部門を大和証券に売却

ベルギーの金融・保険大手KBCグループは5日、アジアのデリバティブ部門など2部門を大和証券の投資銀行部門である大和証券キャピタル・マーケッツに売却すると発表した。売却額は約10億ドル。今年4四半期中の取引完了を目指す。

空売り規制法案、連邦議会を通過

ドイツ連邦議会(下院)は2日、空売り規制法案を与党の賛成多数で可決した。投機筋の空売りがギリシャなど財政の悪化したユーロ加盟国の国債発行を困難にするなど、金融市場を混乱させている現状に歯止めをかけることが狙い。同法案は今

ABB AG―英Chloride買収を断念―

スイスの重電大手ABB(チューリヒ)は1日、英国の無停電電源装置(UPS)メーカーChlorideの買収を断念すると発表した。ABBは競合の米Emersonが6月29日、Chlorideに対する株式公開買い付け(TOB)

Eon AG―スイス同業から資本撤退―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は1日、スイスの発電大手BKW FMB Energieから資本を引き揚げると発表した。保有する株式21%を売却し、有利子債務の返済に充てる。Eonは現在、事業売却を通した債務の

電力大手タウロン、ワルシャワ証取に新規上場

ポーランド政府は6月30日、国内電力2位のタウロンの持ち株20%をワルシャワ証券取引所に新規上場した。欧州の信用不安が強まるなか需要は低く、新規株式公開(IPO)に伴う株式の売り出し価格は、仮条件下限の1株当たり5.13

プーチン首相、仏政府に大手自動車株の交換提案

ロシアはフランスに対し、両政府が保有する大手自動車メーカーの株式交換を提案した。プーチン首相が6月30日、モスクワ近郊ジュコフスキー行われた経済界トップとの懇談会で明らかにした。 \ 両政府は、ロシアの自動車最大手アフト

Schaeffler Gruppe―有限持ち株会社に―

ベアリング大手の独Schaeffler(ヘアツォーゲンアウラハ)は28日、同日付で有限持ち株会社Schaeffler GmbHを設立したと発表した。2009年に買収した自動車部品大手Continentalとの経営統合をに

Siemens AG―銀行設立へ―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が銀行を設立する。同社のイェー・ケーザー取締役(財務担当)が28日付の『南ドイツ新聞(SZ)』に掲載されたインタビューで明らかにした。金融危機の経験を受け、独自の金融機関を持つ必要

BASF SE―Cognis買収で合意―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は23日、独特殊化学メーカーのCognisを7億ユーロで買収することで合意したと発表した。Cognisが抱える債務と年金支払いの肩代わりを含めると、買収総額は31億ユーロと

Schiesser AG―有名デザイナーのヨープ氏が落札―

昨年2月に倒産した独高級下着メーカーSchiesser(ラドルフツェル)の管財人は29日、同社の再建に向けた競売入札で有名ファッションデザイナーのヴォルフガング・ヨープ氏が落札したと発表した。前日に開催された債権者集会で

Aareal Bank AG―公的資金返済を前倒し―

不動産金融大手のAareal(ヴィースバーデン)は28日、金融危機の発生後に受けていた公的資本注入の返済を開始したと発表した。公的資本支援を受けたドイツの銀行で返済に着手したのは同社が初めて。事業が好調に推移し、財務基盤

Stroeer Out-of-Home Media AG―下期にIPO、買収などに投入―

ドイツ最大の屋外広告会社Stroeer(ケルン)は21日、株式公開(IPO)方針を明らかにした。下半期にも新株を発行し市場資金を2億7,500万ユーロ確保、国内事業の強化と国外での買収に充てる。IPOに並行して、投資会社

ワルシャワ証取、7月から空売り取扱開始

ワルシャワ証券取引所(WSE)は15日、国債や株式の一部を対象に、7月1日から空売りの取り扱いを始めると発表した。空売りをめぐっては、金融市場の混乱を招くとしてドイツで規制強化が進んでいるが、ソボレフスキWSE最高経営責

ギリシャ国債「投機的水準」、ムーディーズも格下げ

米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは14日、ギリシャ長期国債の格付けを従来の「A3」から4段階引き下げ、投機的水準の「Ba1」にしたと発表した。大手格付け会社による同国債の投機的等級への格下げは、4月の

Hochtief

独建設最大手Hochtiefのヘルベルト・リュトケストラートケッター社長は10日、インフラ運営子会社Hochtief Concessionsの株式公開(IPO)が早くても2011年になるとの見通しを示した。現在は経済危機

EUレベルの空売り規制案、独仏首脳が欧州委に督促

ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領は欧州連合(EU)欧州委員会のバローゾ委員長に8日付で連名の書簡を送り、EUレベルの金融市場規制案を早急に作成するよう促した。ギリシャなど財政悪化国の国債などを対象とした投機

欧州中銀が金利据え置き、国債買い取りなど継続

欧州中央銀行(ECB)は10日にフランクフルトで開いた定例政策理事会で、ユーロ圏16カ国に適用される最重要政策金利を現行の年1.0%に据え置くことを決めた。金利据え置きは13カ月連続となる。一方、トリシェ総裁は金融市場へ

Gildemeister AG―安定大株主を模索、最適は森精機―

工作機械大手の独Gildemeister(ビーレフェルト)が安定的な大株主を模索している。同社のリューディガー・カピッツア社長は11日付『ハンデルスブラット』紙掲載のインタビュー記事で安定的な大株主は同社にとって好ましい

K+S AG―園芸用品子会社売却へ―

肥料大手の独K+S(カッセル)は9日、園芸用品を製造する子会社COMPOの放出方針を明らかにした。中核事業のカリ・マグネシウム製品と塩に経営資源を集中する戦略の一環で、すでに投資銀行Goldman Sachsに対し売却先

戦後最大の財政再建へ、2014年までに800億ユーロ圧縮 その1

ドイツ政府は6~7日にかけての集中閣議で2011年から再開する連邦(国)財政再建の基本案をまとめ上げた。2014年までに財政収支改善で戦後最大の800億ユーロ超を達成する方針。主に税優遇措置の廃止や社会保障費の切り詰めを

空売り規制法案を閣議決定

ドイツ政府は2日、空売り規制法案を閣議決定した。財政が悪化した一部のユーロ加盟国に照準を合わせた投機筋の大規模な空売りが、沈静化していた金融危機を再発させかねない状況となっているため、他国に先駆けて規制を強化し、市場の安

建材大手ハイデルセメントがDAX入り

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は4日、主要株価指数の銘柄を21日付で入れ替えると発表した。最大手30社を対象としたDAX(ドイツ株価指数)では建材大手のハイデルベルク・セメント(ハイデルセメント)が昇格、

Siemens AG―Arevaとの合弁で欧州委がカルテル捜査―

欧州連合(EU)の欧州委員会は2日、独電機大手のSiemensと仏国営原子力会社Arevaに対しカルテル捜査を開始したと発表した。両社が2001年に原発合弁会社Areva NPを設立した際の合弁契約に含まれる条項が競争法

Singulus Technologies AG―増資案が株主総会で否決―

ブルーレイディスク製造装置メーカーSingulus(カール・アム・マイン)の株主総会が3日あり、新株と転換社債の発行を求めた経営陣の提案が否決された。同社は上場から13年が経った現在まで一度も配当を出しておらず、株主は増

Altana AG―買収資金10億ユーロを調達可―

独特殊化学大手Altana(ヴェーゼル)のマティアス・ヴォルフグルーバー社長は2日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』のインタビュー記事で、買収に向け最大10億ユーロを銀行融資などで調達できることを明らか

金融・経済危機で企業の銀行離れが進む

金融・経済危機をきっかけにドイツ企業の銀行離れが進んでいる。リーマンショックをきっかけに銀行が融資条件を厳しくしていることや、一部の貯蓄銀行が中小企業向け協調融資のパートナーだった国外大手銀行を金融危機で失ったことなどが

独政府が空売り規制強化検討

ドイツ政府は5月19日に開始した空売りの部分禁止措置を強化する方向で法案を作成している。空売りが金融市場を不安定化させユーロ危機を招いている現状を改めるのが狙い。6月2日の閣議で法案を審議する見通しだ。 \ ドイツ金融監

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