ドイツ経済ニュース

独電機業界の22年生産高3.7%増加

独電機電子工業会(ZVEI)は18日、同国電機業界の実質生産高が2022年は前年比3.7%増(推定)となり、2年連続で拡大したと発表した。ウクライナ戦争、エネルギー危機、高インフレ、サプライチェーンのひっ迫といった難しい […]

電機業界の新規受注、11月は2.5%増に

独電気電子工業会(ZVEI)がこのほど発表した同国電機業界の11月の新規受注高は前年同月を2.5%上回った。2カ月連続で拡大したものの、伸び率は鈍化傾向にある。地域別でみると、国内が3.2%増、ユーロ圏(ドイツを除く)が

バイオ業界の資金調達、昨年は前年の半分以下に

独バイオテクノロジー業界の資金調達総額が2022年は9億2,000万ユーロとなり、前年(23億ユーロ)を60%下回ったことが、業界団体ビオ・ドイチュラントの発表で分かった。過去最高となった20年(30億ユーロ)に比べると

22年の粗鋼生産8%減少、下期は統一後最低に

独鉄鋼業界団体シュタールが23日発表した2022年の国内粗鋼生産高は前年比8.4%減の3,684万9,000トンとなり、コロナ禍初年度の20年を除くと09年以来の低水準へと落ち込んだ。下半期に限ると東西ドイツ統一(199

化学業界の景況感が改善、エネルギー価格の下落で

Ifo経済研究所が17日発表した独化学業界の12月の景況感指数(DI)はマイナス23.9ポイントとなり、前月(-30.9ポイント)から大幅に改善した。今後の見通しを示す期待指数がマイナス37.7ポイントからマイナス23.

ペイパルを独カルテル庁が調査、市場支配的地位乱用の疑いで

ドイツ連邦カルテル庁は23日、米オンライン決済サービス大手ペイパルが独市場で独占的地位を乱用している容疑で調査を開始したと発表した。競合に対する不当な妨害と価格競争の制限を行っていた疑いがある。独事業を統括するルクセンブ

希土類の66%を中国から輸入

ドイツの希土類(レアアース)輸入に占める中国の割合が昨年1~11月は65.9%に達したことが、連邦統計局の24日の発表で分かった。数量ベースで約5,300万トン、金額ベースで4,930万ユーロに上る。希土類は半導体や電池

宿泊・飲食業界売上、22年は1.5倍に拡大

連邦統計局は19日、宿泊・飲食業界の2022年の売上高が前年比で実質47%増(推定値)と大幅に増えたことを明らかにした。新型コロナウイルスの感染者が減るとともに、感染防止策が大幅に緩和されたことで、旅行や外食需要が回復し

ドイツの人口、昨年は110万人増加

連邦統計局が19日に発表した2022年末の推定国内人口は最低でも8,430万人となり、前年末を110万人上回った。移民の流入数から流出数を引いた純流入(社会増減)が大幅に増えたためで、国内の出生数と死亡数の差である自然増

ハッカー攻撃で自転車メーカーが経営破たん

自転車製造の独プロフェーテが12月下旬に経営破たんしたのはハッカー攻撃が引き金であることが分かった。暫定管財人への取材をもとに日刊紙『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。 それによると、同社は11月末にハッカー攻

22年GDP1.9%拡大、コロナ禍前の水準を凌駕

ドイツ連邦統計局が13日発表した2022年の国内総生産(GDP)は物価調整後の実質で前年を1.9%上回った。上げ幅は前年の2.6%を下回ったものの、ルト・ブラント局長はロシアのウクライナ侵攻、エネルギー価格の高騰、高イン

22年インフレ率、戦後最高の7.9%に

ドイツ連邦統計局が17日発表した2022年の消費者物価指数は前年比7.9%増となり、上げ幅は前年(3.1%)の2.5倍以上に膨らんだ。統計基準の変更を度外視するとインフレ率はドイツ連邦共和国(現ドイツ)が発足した1949

12月の卸売物価12.8%に上げ幅縮小、22年は18.8%

ドイツ連邦統計局が16日発表した12月の卸売物価指数は前年同月比12.8%増となり、上げ幅は昨年8月以来14カ月ぶりの低い水準となった。上昇率の低下は3カ月連続。統計開始後の最高となった4月(23.8%)に比べると11ポ

独首相が次期国防相を指名、現職ランプレヒト氏の辞意を受け

ドイツのオーラフ・ショルツ首相(社会民主党=SPD)は17日、ニーダーザクセン州のボリス・ピストリウス内相(同)を次期国防相に指名した。クリスティーネ・ランプレヒト国防相(同)の辞意表明を受けた措置。大統領による任命を経

長距離公共交通機関でマスク着用義務廃止

ドイツ政府は13日、長距離公共交通機関でのマスク着用義務を2月2日付で廃止すると発表した。新型コロナウイルスの感染状況が安定し、医療ひっ迫のリスクが低いことを受けた措置。近距離公共交通機関でのマスク着用を廃止する州が増え

米インフレ抑制法に対抗、欧州委が加盟国に意見要請

欧州委員会は13日、米国の「インフレ抑制法」への対抗策として欧州連合(EU)が検討している国家補助規則の緩和について、1月25日までに意見を提出するよう加盟国に要請した。欧州委のベステアー上級副委員長(競争政策担当)から

台湾積体電路製造―欧州工場はドレスデンに建設か―

半導体受託製造の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は12日の決算発表で、欧州工場の建設を検討していることを明らかにした。実現すれば同社初の欧州生産拠点となる。『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙によると、

レゾナック―インフィニオンとの提携強化―

レゾナック(昭和電工と昭和電工マテリアルズの統合で年初に設立された新会社)は12日、独半導体大手インフィニオンとの提携を強化すると発表した。SiCパワー半導体に使用される材料について新たな供給・協力契約を締結。2021年

ボッシュ―中国に生産・R&D拠点を設置―

自動車部品大手の独ボッシュは12日、上海近郊の蘇州に生産・研究開発(R&D)センターを設置すると発表した。投資額は約10億ユーロ。電動車、自動運転向けの部品を手がける。主に中国の自動車メーカーに供給する見通しだ

ZF―デジタコ分野で買収―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは11日、デジタル・タコグラフ(運行記録計)の有力企業インテリック・ジャーマニーを買収すると発表した。商用車メーカーなどの顧客にテレマティクス分野のソリューションをワンストッ

シーメンス・エナジー―イラクの電力プロジェクト受注―

独電力設備大手シーメンス・エナジーのクリスティアン・ブルッフ社長は13日ベルリンで、イラクのザヤド・アルリジ電力相と提携合意を結んだ。ムハンマド・スダニ首相の訪独に合わせたもので、ロベルト・ハーベック経済相およびイラクの

シーメンス―印で電気機関車1200台受注―

電機大手の独シーメンスは16日、国有企業インド鉄道(IR)から電気機関車1,200台を受注したと発表した。受注高はメンテナンスを含めて計30億ユーロで、シーメンスの鉄道部門の受注では過去最大。インドの二酸化炭素(CO2)

BASF―北米MDI生産能力拡張で最終工期スタート―

化学大手の独BASFは11日、米ルイジアナ州ジェイズマーの統合生産拠点で鍬入れ式を行ったと発表した。ポリウレタンの原料となるメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)の北米生産能力拡張に向けた工事の最終段階に当たるもの

ビオンテック―AI企業買収、医薬品開発を迅速化―

バイオ医薬品大手の独ビオンテックは10日、出資先の英人工知能(AI)企業インスタディープを完全買収することで合意したと発表した。AIを活用して次世代免疫治療薬の研究・開発などを加速する狙い。上半期中の取引完了を見込む。

ダイムラー・トラック

商用車大手の独ダイムラー・トラックは12日、独立企業となって1年目に当たる2022年の販売台数が52万291台となり、前年を14.2%上回ったと発表した。すべての部門で販売増を確保。北米トラックは15.2%増の18万6,

22年新車のBEV比率18%に上昇、テスラは7万台で首位

ドイツ連邦陸運局(KBA)が16日発表した電気自動車(BEV、乗用車)の2022年の新車登録台数は47万559台となり、前年を32.1%上回った。内燃機関車などを含む乗用車全体に占める割合は17.7%で、前年同期(13.

23~24年冬もガス備蓄は高水準に

ドイツの天然ガス備蓄率は2023~24年冬季も法律で定められた高水準を達成できる見通しだ。22~23年冬のガス消費量がこれまでのところ極めて少なく、暖房シーズン終了後の今春時点の備蓄率が高い水準を維持すると見込まれること

機械業界の新規受注、11月も2ケタ減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が11日発表した独業界の11月の新規受注高は前年同月を実質14%下回り、2カ月連続で2ケタ減となった。国内受注が7%、国外が同17%縮小。国外の内訳はユーロ圏が30%減、ユーロ圏外が11%減

空きポストが埋まらない企業、過去最高の53%に

空席となっているポストが長期間、埋まらない企業の割合がドイツで昨年53%に達し、過去最高を記録したことが、独商工会議所連合会(DIHK)の会員企業アンケート調査で分かった。DIHKは全国の空きポスト数が推定200万件に達

住宅建築価格の上げ幅11月は16.9%に拡大

ドイツ連邦統計局が10日発表した昨年11月の住宅建築価格指数(付加価値税込み)は前年同月比16.9%増となり、上げ幅は8月の同16.5%を上回った。幅広い資材分野での価格上昇が反映された格好。8月比では2.5%上昇した。

インフレ率が2カ月連続低下、12月は8.6%に

ドイツ連邦統計局が3日に発表した12月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比8.6%増となり、これまでに引き続き大きく上昇したものの、上げ幅は前月の10.0%から大幅に縮小した。インフレ率の低下は2カ月連続。エネルギー価

輸入物価の上げ幅3カ月連続で縮小、11月は14.5%に

ドイツ連邦統計局が4日発表した11月の輸入物価指数は前年同月比14.5%増となり、上げ幅は前月の23.5%から大幅に縮小した。上昇率の低下は3カ月連続。直近のピークである8月(32.7%)に比べると半分以下に縮小している

製造業新規受注が20年7月以来の低水準に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した11月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月比5.3%減の97.3(暫定値)と大幅に落ち込み、コロナ禍初期の20年7月以来の低水準とな

11月の鉱工業生産は微増

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が9日発表した11月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節・営業日数調整後の実質で98.1(暫定値)となり、前月を0.2%上回った。増加は2カ月ぶり。新規受注は低迷しているものの、

輸出が2カ月ぶりに減少

ドイツ連邦統計局が5日発表した11月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで1,351億ユーロとなり、前月を0.3%下回った。減少は2カ月ぶり。輸入高(同)も3.3%減の1,244億ユーロとなり、3カ月連続で落ち込

12月の失業者数が実質減に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が3日発表した12月の失業者数は245万4,000人となり、前月を2万人上回った。冬の寒波の到来で建設業を中心に需要が減少したことが背景にあり、季節要因を加味したベースでは1万3,000人減少した

消費者信頼感3カ月連続改善

市場調査大手GfKが12月21日に発表したドイツ消費者信頼感指数の1月向け予測値は12月の確定値(-40.1ポイント)を2.3ポイント上回るマイナス37.8ポイントへと改善した。同指数の上昇は3カ月連続。高騰している天然

クロアチアがユーロ導入、シェンゲン協定にも参加

クロアチアが1月1日、欧州単一通貨ユーロを導入した。同日には欧州内での人の自由な移動を保障するシェンゲン協定にも参加。2013年に加盟した欧州連合(EU)との結束が大きく強化されることになる。 クロアチアのユーロ導入はE

粗鋼生産9カ月連続減少、11月は-18%に

独鉄鋼業界団体シュタールが12月21日に発表した11月の粗鋼生産高は276万8,000トンとなり、前年同月を17.9%下回った。減少は9カ月連続。高炉鋼が16.8%減の196万2,000トン、電炉鋼が20.5%減の80万

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