自動車大手の独Daimler（シュツットガルト）は22日、カーシェアリング分野でDeutsche Bahn（DB）と提携すると発表した。DaimlerとDBがこれまで個別に提供してきたサービスを両社の顧客が今夏以降、ドイツ国内でともに利用できるようにする。
\Daimlerは子会社Daimler Mobility Servicesを通して特定地域内での乗り捨てが可能なフリーフローティング型のカーシェアリングサービス「car2go」を提供。一方、DBは子会社DB Rentを通して企業顧客向けに特定の設置場所で貸出・返却するステーション型のサービス「Flinkster」を展開している。car2goは近距離の移動、Flinksterは長距離の移動にそれぞれ適しており、両社はシナジー効果が大きいとみている。サービスが始まると両社の顧客は全国で計6,600台強の車両を利用できるようになる。DBが提供する自転車レンタルサービス「Call a Bike」も利用可能だ。
\Daimler Mobility Servicesはこれまで、同社のスマートフォン用アプリ「moovel」を通してcar2goサービスを各顧客のニーズに最も合致した形で提供してきた。DBとの提携開始後は、Flinksterも同アプリの対象に加わる。Flinkserの顧客はFlinkster用のプラットフォームを通してcar2goを利用できるようになる。
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