ドイツ連邦統計局の18日の発表によると、女性の平均賃金は昨年、1時間当たり15.56ユーロで、男性(同19.84ユーロ)を22%下回った。男女の賃金差(GPG)が22%となるのは4年連続で、09年までは23%に上っていた。女性の賃金が男性を大幅に下回る主な理由は賃金が低い職種・業種で就労する女性の割合が高いため。これらの要因を除いた実質ベースではGPGが7%(13年のデータがないため10年のデータ)にとどまる。
名目ベースのGDP(13年)を地域別でみると、西部地区が23%と高いのに対し、東部地区は8%にとどまった。一方、実質ベース(10年)では西部が7%にとどまるのに対し東部は9%に上っており、賃金の男女差別は東部の方が強いことが分かる。