ドイツ機械工業連盟(VDMA)の食品機械・包装機械部会は21日、独業界の2014年の輸出高が前年比3%増の80億ユーロ弱となり、5年連続で拡大したと発表した。新興国の食品産業で機械化が進んでいることが追い風となっている。
伸び率が最も大きかった輸出先地域は中東で、30%に達した。東南アジアも28%と高い。減少率は中央・南アジアの18%が最大。これにアフリカが10%で続いた。
最大の輸出先地域は欧州連合(EU)で、全体の34%を占めた。2位はアジア(19%)で、3位はEU以外の欧州(14%)、4位は北米(12%)だった。
ロシアを除く主要市場の景気が良好なため、輸出は今後も増加する見通しだ。昨年は国内で製造した製品の87%が輸出用だった。