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2015/7/29

企業情報

ダイムラー―業績好調、乗用車部門は営業利益率10%超に―

この記事の要約

高級車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が23日発表した2015年4-6月期(第2四半期)の営業利益(EBIT)は前年同期比20%増の37億1,800万ユーロと大きく伸びた。ユーロ安と大幅な販売増が業績の主な押し上げ […]

高級車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が23日発表した2015年4-6月期(第2四半期)の営業利益(EBIT)は前年同期比20%増の37億1,800万ユーロと大きく伸びた。ユーロ安と大幅な販売増が業績の主な押し上げた要因で、売上高も19%増の375億ユーロと好調だった。株主帰属の純利益は22億6,900万ユーロで、伸び率は8%にとどまった。比較対象の14年4-6月期は米テスラ株の評価益で水準が押し上げられており、その反動が出た格好。

販売台数は71万4,800台で、14%増加した。乗用車部門メルセデスベンツ・カーズが新モデル投入効果で20%増の50万700台となり、全体をけん引。バンも7%増の8万1,600台と好調だった。トラックは横ばいの12万5,1000台で、バスは10%減の7,300台に落ち込んだ。

乗用車部門は売上高が19%増の211億ユーロ、EBITが58%増の22億2,700万ユーロと、ともに大きく拡大した。売上高営業利益率は前年同期の7.9%から10.5%へと上昇し、目標とする10%以上を確保。これまで水をあけられていた競合アウディ、BMWと同等の水準に達した。

売上高営業利益率はトラックとバス部門でもそれぞれ5.7%から7.2%、4.8%から5.5%に上昇した。バン部門は減益となったことから、9.7%から8.3%へと低下した。

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