高級車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は18日、米アラバマ州タスカルーサ工場の拡張・デジタル化計画を発表した。現地需要が旺盛なSUVの生産を拡大する方針で、総額13億ドルを投資する。建設作業の終了時期や生産能力は明らかにしていない。
ハイブリッドモデルを含む次世代SUVを生産するために、組立ホールを拡張するほか、新たな車体生産施設を設置。また、調達から出荷までを調整できる最新の物流・ITシステムを導入してフレキシブルな生産体制を構築する。新規雇用300人を見込む。
工場はメルセデスベンツが世界で展開する他の拠点とネットで接続されるとともに、ビッグデータを活用して事業プロセスを改善していく。
タスカルーサ工場は同社がドイツ以外に設置した初の大規模な工場。1995年の開設からこれまでに総額45億ユーロを投資してきた。