連邦統計局が2日発表したドイツの2015年上半期(1~6月)の海運貨物取扱量は1億5.180万トンとなり、前年同期を0.1%下回った。国外からの貨物が1.1%減の8,540万トンへと落ち込み足を引っ張った格好。国内貨物は6.3%増の430万トンと大きく伸び、国外向けも0.8%増の6,210万トンに拡大した。
コンテナ取扱量は770万TEU(20フィートコンテナ換算)で、前年同期を2.1%下回った。対ロシア(14.5%減)、中国(8.1%減)、米国(7.3%減)が振るわなかった。
2012年末に開港したヴェーザー川河口のヤーデヴェーザー港は前年同期の約3万9,000TEUから約19万1,000TEUへと400%近く拡大した。デンマークの海運大手モラー・マースクが国際路線3本を開設するなど利便性が高まったことで利用が急増した。