欧州自動車部品工業界の動き

2020年以降も90%以上が鉛酸蓄電池を搭載=墺メーカー

電気自動車やリチウムイオン電池に関する取り組みが自動車部品メーカーの間で活発化する中、自動車用バッテリーを生産するオーストリアのバナーでは、2020年以降も乗用車の90%以上が鉛酸蓄電池を搭載していると予想している。同社 […]

フォルシア、上期に黒字回復

仏自動車部品大手のフォルシアが22日発表した2010年上半期(1-6月)決算は、最終損益が前年同期の3億6,460万ユーロの赤字から1億190万ユーロの黒字に転換した。世界的な自動車需要回復の恩恵を受け、営業損益も1億7

プラスチック・オムニウム、上期は大幅増益

仏自動車部品大手のプラスチック・オムニウム(PO)が20日発表した2010年上半期(1~6月)決算は、純利益が前年同期の9倍の7,230万ユーロに急伸した。経費削減の強化によりコストベースが前年同期より21%低下したこと

フーフ、フィコサとの合弁会社を完全子会社に

自動車用のキーロックシステムを生産する独フーフ・ヒュルスベック・ウント・フュルスト(以下:フーフ)とスペインの自動車部品大手フィコサは20日、スペインとポルトガルにおける合弁事業を解消すると発表した。フーフは同日付けで、

ZKW

オーストリアの自動車用ライトメーカー、ZKW はこのほど、LEDヘッドライトを開発した。寿命が長く、消費エネルギーが少ないうえ、メンテナンスの手間がほとんどかからない利点があるという。また、カーブや右左折の際に、ハンドル

ジョージ・フィッシャー、黒字転換

スイスの自動車部品・機械大手ジョージ・フィッシャー(GF)が19日発表した2010年1-6月期(上半期)決算の営業利益(EBITベース)は7,300万スイスフランとなり、前年同期の1億2,200万フランの赤字から黒字転換

ベルギーのパンチパワー、南京工場の生産拡大

ベルギーのギアボックスメーカー、パンチパワートレインは、中国・南京工場の生産能力を強化する。13日付けの『オートモーティブ・ニューズ・ヨーロッパ』紙が、オッタロー最高経営責任者(CEO)の話として伝えた。自動車市場の急回

ノキアン、ストラドルキャリア用新型タイヤを発売

フィンランドのノキアン・タイヤズは先ごろ、ストラドルキャリア用の新型ラジアルタイヤ「ノキアンHTSストラドル」を発売した。 \ ストラドルキャリアは、コンテナヤードターミナル内でコンテナを運搬する荷役機械。「ノキアンHT

マグナ、GSユアサと合弁設立を検討=独誌

オーストリア・カナダ系の自動車部品大手のマグナ・インターナショナルはGSユアサと自動車用電池の合弁会社を設立する方向で協議している。GSユアサはマグナとの提携により、北米と米国市場への進出を加速するため米国と欧州に高性能

墺VE Vienna、電気制御の乾式ブレーキを開発

オーストリアの開発会社VE Viennaはこのほど、電気的に制御する乾式ブレーキを開発した。乗用車や商用車、電車でも利用できるが、特に電気自動車やハイブリッド車に適しているという。同社は現在、量産化に向けて提携先を探して

フォルシア、長春旭陽工業に出資

仏自動車部品大手のフォルシアは6月30日、中国同業の長春旭陽工業集団(吉林省長春市)に出資することで合意したと発表した。長春旭陽の増資を引き受ける形で18.75%を出資する。世界最大の自動車市場である中国で事業基盤を拡大

韓国タイヤ、2010年売上高で40億ドル以上を目標に

世界7位のタイヤメーカーである韓国タイヤは、2010年通期の売上高を前年の約39億ドルから40億ドル以上とする目標に掲げている。同社の欧州事業を統括するJin Wook Choi氏が独経済紙『ハンデルスブラット』(6月2

米Jコントロールズ、AGMバッテリーをVWと共同開発

米自動車部品大手のジョンソン・コントロールズはこのほど、アイドリングストップシステム搭載車向けのAGM(アブソーブドグラスマット)バッテリーをフォルクスワーゲン(VW)と共同開発した。耐熱性に優れるため、気温の高い国向け

スイスのリーター、伊エンジニアリング子会社を売却

スイスの自動車部品・紡績機械メーカーであるリーターは16日、伊エンジニアリング・工業デザイン子会社I.D.E.A.インスティテュートをスイスの投資会社クヴァントゥム・カピタルに売却することで合意したと発表した。景気低迷に

ソルベイ、燃料タンク合弁持分をPオムニウムに譲渡

ベルギーの化学最大手ソルベイは17日、仏自動車部品大手プラスチック・オムニウムとの合弁会社で、樹脂製燃料タンクを手がけるイナジー・オートモーティブ・システムズの持分をプラスチック・オムニウムに売却することで基本合意したと

オートリブ、インドで新工場開設

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは18日、インド南部バンガロールに新工場を開設したと発表した。同社にとってインドで4カ所目の生産拠点となる。 \ 新工場はエアバッグとシートベルトを生産するほか、衝突試験設備

ヨーロピアン・バッテリーズ、Li-ion電池工場を稼働

フィンランドのバッテリーメーカー、ヨーロピアン・バッテリーズはこのほど、同国のバルカウスに建設していたリチウムイオン電池工場を稼働させた。新工場の生産能力は年100MWhで、電気自動車約3,000台分に相当する。すでに生

蘭TNO、歩行者保護用エアバッグを開発

オランダの研究機関TNOは外側に飛び出るエアバッグを開発している。自動車との衝突事故で歩行者や自転車を保護するためで、フロントガラスの部分から前方に飛び出し衝撃を和らげる。2015年までに実用化する計画。 \ 同システム

国際アルミ見本市、会場をデュッセルドルフに移転

国際アルミ二ウム産業専門見本市(ALUMINIUM)の開催地が、2012年からドイツのデュッセルドルフになる。規模の拡大に伴いこれまでの会場だったエッセン見本市が手狭になったことが理由。デュッセルドルフ見本市(メッセ・デ

フォルシア、2014年売上高160億ユーロ目指す

仏自動車部品大手のフォルシアは14日、中期事業戦略の概要を発表した。2014年までの5年間で売上高を09年の93億ユーロから160億ユーロに引き上げる。また、高い成長が見込めるアジアと北米の事業を強化し、欧州域外の売上比

ヴァレオのマイクロHVシステム、PSA車に搭載

仏ヴァレオは9日、同社の新型マイクロハイブリッドシステムが、2010年第3四半期からPSAプジョー・シトロエンの新世代スタート・ストップ・システム「e-HDi」として採用されることになったと発表した。 \ 「e-HDi」

オートリブ、上海でエアバッグ用クッションの生産を開始

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブは10日、上海市嘉定区のエアバッグ・モジュール工場で、エアバッグ用クッションの生産を開始したと発表した。生産コストの安い中国の自社工場でクッションを生産することにより、価格競

KYB、スペインに新工場

KYB(カヤバ工業)はこのほどスペインのナバラ州に自動車用高機能油圧緩衝器(ショックアブゾーバー)の新工場を完成させ、納品を開始した。同社はスペインにすでにパワーステアリングポンプ工場を持ち、今回は2番目の工場となる。

仏タイヤチェーン、英国とオランダに進出

フランスの独立系タイヤ販売チェーン、ポイントSは、英国とオランダに進出する。これにより同社の販売網は計20カ国、1,900店舗以上に拡大する。16日付の独業界紙『オートモビルボッヘ』(電子版)が報じた。 \ 英国ではまず

フォルシア、上期は30%増収の見通し

仏自動車部品大手のフォルシアは、今年上期が前年同期比で30%以上の増収となる見通しだ。デラブリエール会長兼最高経営責任者(CEO)が5月26日に開催された年次株主総会で明らかにした。 \ フォルシアが先月発表した今年1-

墺自動車照明メーカーZKW、事業拡大

オーストリアの自動車用照明メーカーZKWはヴィーゼルブルクの本社工場の生産能力を強化するとともに中国に新工場を建設する。 \ ヴィーゼブルクでは、約1万5,000平方メートルの敷地に2つの生産棟を建設するほか、管理・開発

Hankook Tire

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW) はこのほど、韓国タイヤ のハンガリー工場(Racalmas)が生産するタイヤをVWグループの標準タイヤとして認定した。独業界紙『オートモビルボッヘ』によると、VWは2009年から

伊マニエッティ・マレリ、クライスラー事業拡大に意欲

伊フィアット傘下の自動車部品メーカー、マニエッティ・マレリが米自動車大手クライスラーとの事業拡大に意欲を示している。フィアットが資本参加するクライスラーと部品の共有化などを進めることで取引拡大を狙う。同社のエウジェニオ・

マグナ、欧州と北米にバッテリー工場の建設を計画

カナダ・オーストリア系自動車部品大手のマグナは北米と欧州にバッテリー工場を建設する計画だ。オーストリアも候補地としている。同社のジークフリート・ヴォルフ社長が25日にウィーンで開催されたパネルディスカッションに参加した後

印ミンダ、欧州事業を再編成

インドの自動車部品メーカー、ミンダ・グループは欧州事業を再編した。欧州法人(ミンダ・ヨーロッパ)のパウル・ドミニク・チャルネツキ社長によると「財務、買付、販売、品質管理部門を欧州法人に集約した」。同社は欧州事業の強化に向

ブレンボ、1-3月期に黒字転換

ブレーキシステム大手の伊ブレンボが13日発表した2010年1-3月期連結決算は、純利益が670万ユーロとなり、前年同期の730万ユーロの赤字から黒字に転換した。世界的な自動車市場の回復が追い風となり、売上高は前年同期比2

ノキアンタイヤズ、1-3月期に黒字復帰

フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズが6日発表した2010年1-3月期決算は、営業利益が2,100万ユーロとなり、前年同期の270万ユーロの赤字から黒字に復帰した。世界的な自動車販売市場の回復と、コスト削減策が寄与し

フィンランドのバルチラ、サービス事業を強化

フィンランドの発電機・船舶用エンジンメーカーのバルチラはサービス(保守、修理、交換部品)事業を強化する計画だ。同社のオーレ・ヨハンソン社長は『フィナンシャル・タイムズ(ドイツ版)』紙に対し、年内に複数の企業を買収する可能

オートリブ、1-3月期に営業最高益

スウェーデンの自動車安全システム大手オートリブが4月27日発表した2010年1-3月期決算は、営業利益が1億9,540万米ドルと四半期ベースで過去最高となった。世界的な新車販売の回復が追い風となり、前年同期の8,870万

ミシュラン、1-3月期は12%増収

仏タイヤ大手のミシュランは4月29日、2010年1-3月期の売上高が前年同期比12.2%増の39億4,100万ユーロだったと発表した。世界的な自動車市場の回復が増収に寄与した。 \ 部門別売上高は、乗用車および軽トラック

ヴァレオ、1-3月期に42%の増収

仏ヴァレオが22日発表した2010年1-3月期決算は、売上高が23億900万ユーロとなり、前年同期から42%増加した。欧州とアジアでOEM供給が好調だった。 \ 売上高を部門別で見ると、コンフォート・アンド・ディテクショ

TomTom

ナビゲーション機器とソフトウエアの有力メーカー蘭TomTomが26日発表した2010年1-3月期(第1四半期)決算の最終損益は300万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(3,700万ユーロ)から改善した。製品価格の下落が

フォルシア、1-3月期は60%増収

仏自動車部品大手のフォルシアが19日発表した2010年1-3月期決算は、売上高が前年同期比59.5%増の32億200万ユーロに拡大した。そのうち昨年買収した自動車用排ガス制御システム大手の米エムコン・テクノロジー(旧アー

伊ソゲフィ、今年の黒字復帰目指す

伊自動車部品メーカーのソゲフィは、2010年に黒字復帰を目指している。エマニエレ・ボシオ最高経営責任者(CEO)がこのほど、『オートモーティブ・ニューズ・ヨーロッパ』誌のインタビューで明らかにした。米国で自動車燃費規制が

オートリブ、デルファイのPSS事業を買収

スウェーデンの自動車部品大手オートリブは9日、米同業デルファイから、衝突などの緊急時にバッテリーの電源を遮断するパイロテクニック・セーフティ・スイッチ(PSS)の欧州事業を買収すると発表した。買収金額は公表されていない。

Magna

カナダの自動車部品大手マグナ の電動車両事業子会社、マグナ・Eカー・システムズは14日、量産車2機種の電気自動車の開発を受注したと発表した。1台は米フォードの「フォーカス」で、もう一台は欧州のメーカーから受注したと言及す

シャープ、欧州市場で自動車向け事業の強化に意欲

シャープは欧州市場で自動車向けのディスプレーやカメラなどの販売を本格化するもようだ。複数の自動車メーカーと交渉中で、来年にも大型契約を獲得できる見通しという。同社の欧州法人シャープ・エレクトロニクス・ヨーロッパ(ハンブル

スイスのリーター、赤字幅を縮小

スイスの繊維機械・自動車部品メーカー、リーター・オートモーティブ・システムズは23日、2009年通期決算の最終赤字が2億1,750万スイスフランとなり、前年の3億9,670万フランの赤字から縮小したと発表した。コスト削減

Gestamp

欧州連合(EU)の欧州委員会は19日、スペインの自動車部品会社Gestamp Automocion による独自動車部品大手エドシャの車体部品部門の買収計画を承認したと発表した。両社は重複する事業が少なく、重複する分野にお

Denso

デンソー は23日、モロッコ北部のタンジール市に2010年4月1日付(予定)で新会社デンソー・サーマルシステムズ・モロッコを設立し、カーエアコン工場を建設すると発表した。工場は2011年4月に完成する予定。同年12月から

ヴァレオ、欧州で600人を削減へ

仏ヴァレオのアシェンブロッシュ最高経営責任者(CEO)は11日、仏有力経済紙『レゼコー』のインタビューで、同社が進める事業再編の一環として事業の一部を売却する可能性があることを示唆するとともに、コスト削減のため欧州で人員

ヴァレオ、新経営戦略を発表

仏ヴァレオは10日開催した投資家説明会で新経営戦略を発表した。アシェンブロッシュ最高経営責任者(CEO)は、自動車業界の成長をけん引するのは、二酸化炭素(CO2)削減技術の発展と急成長を続ける新興国市場の開拓だと指摘。こ

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