欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/1/12

西欧

三菱地所、欧州大陸初の物件をパリで取得

この記事の要約

三菱地所は9日、英国子会社の三菱地所ロンドン社を通じて、フランスのパリ中心部でオフィスビルを取得したと発表した。同社は英国で不動産開発・賃貸事業を展開しているが、欧州大陸での物件保有は初となる。 取得したのは、凱旋門やシ […]

三菱地所は9日、英国子会社の三菱地所ロンドン社を通じて、フランスのパリ中心部でオフィスビルを取得したと発表した。同社は英国で不動産開発・賃貸事業を展開しているが、欧州大陸での物件保有は初となる。

取得したのは、凱旋門やシャンゼリゼ通りなどに近いパリ8区のボエシー通り沿いにある1964年竣工の9階建てオフィスビル。敷地面積は約580平方メートル、貸付有効面積は約2,400平方メートルに上る。パリ中心部では珍しい現代的な外観のビルで、稼働率は100%に達している。

三菱地所は1986年に英現地法人を設立。ロンドン中心部で主にオフィスビルを運営しており、現在は7物件を保有している。欧州事業の拡大に向けて、欧州のオフィスビル市場でロンドンに匹敵する規模となっているパリでの物件取得を決めた。