2015/9/16

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ポーランド車両メーカー、ソフィア地下鉄車両を共同受注

この記事の要約

ポーランドの鉄道車両メーカー、ネヴァグ(Newag)が独シーメンスと共同で、ブルガリアのソフィア地下鉄運営会社から、新車両20両を1億4,200万ユーロで受注した。先月実施された入札で最安値を提示したことが決め手となった […]

ポーランドの鉄道車両メーカー、ネヴァグ(Newag)が独シーメンスと共同で、ブルガリアのソフィア地下鉄運営会社から、新車両20両を1億4,200万ユーロで受注した。先月実施された入札で最安値を提示したことが決め手となったもようだ。新車両は建設中のM3号線で、2019年に運行を開始する。

納入するのは、シーメンスの「インスパイロ」(全長60メートル)。過去にワルシャワ地下鉄に納入した実績がある。

以前の報道によると、契約総額のうち、ネヴァグの受注額は3,740万ユーロに上る。10両の追加受注を獲得すれば、さらに1,850万ズロチ(440万ユーロ)増える見通しだ。

ソフィア市では現在、地下鉄2路線が運行する。新しいM3号線は東のヴァシル・レヴスキ競技場駅と西のクナジヘヴォ駅(Knazyhevo)を結ぶ。全長16.5キロメートルのうち、都心の7キロメートル区間は地下を走る。工事費の一部は、欧州連合のブルガリア・インフラ実施プログラム(OP)を通じた助成でまかなわれる。