2015/9/16

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ズベルバンク、スロベニアから撤退

この記事の要約

ロシア最大手銀行のズベルバンクが、スロベニアからの事業撤退に向けて動き出したもようだ。現地紙ドネヴニクが9日報じたところによると、スロベニア子会社の売却先候補として、同国2位のNKBMバンクを買収した米資産運用会社のアポ […]

ロシア最大手銀行のズベルバンクが、スロベニアからの事業撤退に向けて動き出したもようだ。現地紙ドネヴニクが9日報じたところによると、スロベニア子会社の売却先候補として、同国2位のNKBMバンクを買収した米資産運用会社のアポロと、露中堅銀行のエキスポバンクが浮上している。

ズベルバンクは今年5月、欧州事業再編で市場シェアの小さい国から撤退する方針を示し、スロベニアも検討対象となっていた。同子会社の資産規模は約19億ユーロで、国内18行中第8位につけ、市場シェアは4.5%。スロベニアは市場規模も小さく、事業成長に限界があると判断したもようだ。

ドネヴニクによると、アポロとエキスポバンクはオーストリアのライファイゼンバンク・インターナショナル(RBI)のスロベニア事業の買収にも関心があるとみられる。