ドイツの連邦政府は23日、電気自動車の自動車税を免除する優遇措置を従来の5年間から10年間に拡大する法案を閣議決定した。独業界紙『オーオモビルボッヘ』など複数のメディアが報じた。
\10年間の税優遇措置が適用されるのは、2011年5月18日~2015年12月31日に新規登録した電気自動車で、2016年1月1日~2020年12月31日に新規登録した電気自動車については免除期間を5年とする。また、乗用車だけでなく、デリバリバンやマイクロカーにも対象を広げた。
\ただし、独週刊誌『FOCUS』の取材によると、例えば、プジョーの電気自動車「Ion」の自動車税は年45ユーロにとどまり、10年間で450ユーロの優遇措置にしかならない。このため、効果は限定的なものにとどまると指摘している。
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