仏ルノーは9日、若者と中高年者の雇用促進に関する協定を主要労組のCFE－CGC（幹部職総同盟）およびフランス民主労働総同盟（CFDT）と結んだと発表した。
若者の雇用については、◇働きながら学ぶワーク・スタディ契約による雇用の割合を全体の5％（または年間2,000件以上のワーク・スタディ契約）とする◇2016年まで無期雇用契約枠の30％を30才以下の若者に割り当てる◇16年まで無期雇用契約枠の10％をインターンシップ経験者およびワーク・スタディ契約雇用者に割り当てる◇800人の若者を対象に見習い訓練あるいはスキル開発プログラムを12～24カ月間にわたって提供する。
中高年者雇用については、55才以上の従業員の比率を16年12月まで14％に維持し、無期雇用契約枠の2％を50才以上の者に割り当てることや、55才以上の生産労働者は希望すれば優先的に夜間勤務から日中の勤務へ変更することができるようにする。また、年齢に関わりなく社内研修を充実させる。ルノーによると、2012年は45才以上の従業員の70％が研修を受けた。
