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2010/3/19

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツの中古乗用車輸出台数、前年比15%減

この記事の要約

ドイツの連邦統計局が12日発表した2009年の同国の中古乗用車の輸出台数(暫定値)は38万9,200台となり、前年に比べ15.0%減少した。金額ベースでは45億860万ユーロだった。地域別にみると、アフリカ(19.1%増 […]

ドイツの連邦統計局が12日発表した2009年の同国の中古乗用車の輸出台数(暫定値)は38万9,200台となり、前年に比べ15.0%減少した。金額ベースでは45億860万ユーロだった。地域別にみると、アフリカ(19.1%増)やアジア(16.4%増)向けが伸びた一方、欧州域内向けは26.9%減少した。

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アフリカ向けは7万9,600台と、全体のほぼ5台に1台がアフリカに輸出されている。中でもベナンは28.0%増の2万8,800台、ナイジェリアは25.1%増の1万8,500台とアフリカ向けの約6割を占めた。両国はドイツから西アフリカに向かう輸送船の経路となっていることが背景にある。

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国別ではこのほか、トルクメニスタン(55.3%増)、アフガニスタン(195%増)、レバノン(122.6%増)などが大幅に増えた。一方、ロシア向けは前年比81.1%減と大幅に後退。同国で2009年1月中旬から輸入中古車に対する関税が大幅に引き上げられたことが影響したと見られている。

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輸出車両の1台当たりの平均価格は、アフリカ向けが約2,200ユーロと、アメリカ(2万9,200ユーロ)、欧州(1万6,600ユーロ)、アジア(3,900ユーロ)に比べ大幅に低かった。

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