ライプチヒ国際自動車見本市(AMI)が10~18日の期間で開催された。自動車産業をめぐる厳しい環境を反映し出展企業は前年より28社少ない465社にとどまったものの、来場者数は前年を12%上回る28万2,000人に回復した。また、並行して開催された修理サービス展(AMITEC)と車載ネットワーク・通信システム展(AMICOM)も好評で、主催者のライプチヒ見本市会社は満足感を示した。
\昨年のAMIは金融・経済危機に端を発する自動車販売市場の低迷で、来場者数は過去最高となった08年(29万3,000人)を4万人下回ったほか、大手自動車メーカーが相次いで参加をキャンセルした。このため、ライプチヒ見本市会社は、今年から隔年開催に変更した。ただ、AMITECとAMICOMについては従来通り毎年開催するとしている。
\今年の見本市では、「エレクトロモビリティー」と「環境技術」に大きな関心が集まった。仏ルノーと独エネルギー大手のRWEは共同開発した電気自動車を展示したほか、仏シトロエンはe8energyと電気自動車の開発で合意、AMIで調印した。
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