欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2011/8/12

企業情報 - 部品メーカー

独SGL、上半期も増収増益

この記事の要約

独炭素製品大手のSGLカーボンが4日発表した2011年上半期決算の最終利益は3,500万ユーロとなり、前年同期から29.2%増加した。炭素繊維部門が低迷したものの、グラファイト部門が好調で収益を押し上げた。本業のもうけを […]

独炭素製品大手のSGLカーボンが4日発表した2011年上半期決算の最終利益は3,500万ユーロとなり、前年同期から29.2%増加した。炭素繊維部門が低迷したものの、グラファイト部門が好調で収益を押し上げた。本業のもうけを示す営業利益(EBIT、特別要因調整済み)は17.2%増の7,620万ユーロ、売上高は12.5%増の7億2,500万ユーロだった。

\

部門別にみると、主力のパフォーマンス・プロダクツ(PP)部門の売上高が12%増の3億8,810万ユーロに伸びたものの、黒鉛電極の価格下落などが足を引っ張りEBITは13.1%減の6,260万ユーロに落ち込んだ。グラファイト素材・システム(GMS)部門の売上高は23%増の2億2,600万ユーロ、EBITはほぼ3倍の3,990万ユーロに拡大した。

\

炭素繊維・部品(CFC)部門の売上高は3%減の1億790万ユーロ。営業損益は520万ユーロの赤字から420万ユーロの赤字に若干改善したものの、黒字転換はならなかった。通期業績については、4月時点の見通し(売上高で10%以上の成長、営業利益で1億6,000万ユーロ前後、売上高利益率で10~11%)を堅持した。

\
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |