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2011/8/12

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AviCoS

この記事の要約

ミュンヘン工科大学の研究チームがアウディと協力して開発した運転支援システム。取扱説明書の代わりとして、画面上のキャラクター(アバター)がドライバーと会話をし、質問に口頭で答える。\ アバターは人工知能により、ドライバーの […]

ミュンヘン工科大学の研究チームがアウディと協力して開発した運転支援システム。取扱説明書の代わりとして、画面上のキャラクター(アバター)がドライバーと会話をし、質問に口頭で答える。

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アバターは人工知能により、ドライバーの質問を会話調の言葉で理解し、質問によっては、画像やビデオを使って平易な言葉で説明する。

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例えば、警告灯の意味や車載機器の操作方法などを質問できるが、具体的な機器の名前が思い浮かばない場合は、「タッチ・アンド・テル・モード」により、操作方法を知りたい部分に触れるとアバターが説明する仕組みとなっている。

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同システムは走行中も使用できる。ただし、走行速度が上昇すると、画面からキャラクターやグラフィックが消え、ドライバーの注意がそれるのを防止する。

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また、研究チームは将来、ドライバーの声のトーンや言葉のリズムからストレスの度合いを認識し、画面からキャラクターやグラフィックを消したり、ナビゲーションシステムの指示を早めに出したり、繰り返したりするシステムも研究する予定という。

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同システムは3年間のプロジェクトを通してミュンへン工科大学とアウディが共同開発した。研究成果はアウディの博士論文集第20巻に収録されている。

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