EU統計局ユーロスタットが1月29日発表したユーロ圏の2009年12月の失業率(速報値・季節調整済み)は10%となり、前月から0.1ポイント上昇した。失業率が10%に達するのは、ユーロ導入後では初めて。11月の失業率は速報値で10%となっていたが、9.9%に下方修正された。(表参照)
\EU27カ国ベースの失業率は9.6%で、前月から0.1ポイント悪化。統計を取り始めた2000年1月以降の最高水準となった。ラトビアの22.8%を筆頭に、アイルランド、スペイン、フランス、ハンガリー、ポルトガル、スロバキアで10%台に達している。
\同月の失業者数は、EUが2,301万2,000人となり、前年前月から462万人増加。ユーロ圏は1,576万3,000人で、287万人増えた。
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