2010/2/1

競争法

テレフォニカの独ハンゼネット買収を承認

この記事の要約

欧州委員会は1月29日、スペインの通信大手テレフォニカがドイツのブロードバンド事業者ハンゼネットを買収する計画を認可したと発表した。両社の中核事業が異なるうえ、ドイツ通信市場ではドイツテレコムをはじめとする強力なライバル […]

欧州委員会は1月29日、スペインの通信大手テレフォニカがドイツのブロードバンド事業者ハンゼネットを買収する計画を認可したと発表した。両社の中核事業が異なるうえ、ドイツ通信市場ではドイツテレコムをはじめとする強力なライバルがブロードバンド接続、固定電話、携帯電話など各種サービスで激しい競争を展開していることから、両社の取引を認めても公正な競争が阻害される可能性は低いと判断した。

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テレフォニカは昨年11月、テレコムイタリアからハンゼネットを9億ユーロで買収することで合意した。テレフォニカはスペインのほかチェコ、ドイツ、英国、アイルランド、スロバキア、中南米諸国で固定電話と携帯電話事業を展開している。一方、ハンゼネットはドイツ国内でブロードバンド接続やデータ通信などのサービスを提供している。

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