2012/10/29

総合 –EUウオッチャー

7-9月期の英GDP1%増、五輪効果で景気後退脱却

この記事の要約

英政府統計局が25日発表した2012年7-9月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比1%増で、4四半期ぶりのプラス成長となった。ロンドン五輪開催の効果などで、英経済の柱であるサービス業が復調。鉱工業もプラスに転じ、GD […]

英政府統計局が25日発表した2012年7-9月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比1%増で、4四半期ぶりのプラス成長となった。ロンドン五輪開催の効果などで、英経済の柱であるサービス業が復調。鉱工業もプラスに転じ、GDP伸び率は5年ぶりの高水準となった。

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統計局によると、ロンドン五輪のチケット販売がGDPを0.2%押し上げた。また、前期にエリザベス女王即位60周年関連で祝日が多かった影響で経済活動が落ち込んだ反動も大きかった。

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分野別ではサービス業が1.3%増となり、前期の0.1%減から回復。鉱工業も前期の0.7%減から1.1%増に改善した。建設業は2.5%減だった。

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英のGDPは2011年10-12月期が0.4%減、12年1-3月期が0.3%減、4-6月期が0.4%減と、3期連続でマイナス成長となり、景気後退が続いていた。

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