2012/10/29

欧州ビジネスウオッチ

BMW、ブラジルに工場建設

この記事の要約

高級車大手の独BMWは22日、ブラジルに完成車工場を建設すると発表した。現地需要の拡大が見込めるほか、輸入車関税が引き上げられたことに対応する狙い。政府の許可が下りれば2014年から生産を開始する予定だ。\ 2億ユーロ以 […]

高級車大手の独BMWは22日、ブラジルに完成車工場を建設すると発表した。現地需要の拡大が見込めるほか、輸入車関税が引き上げられたことに対応する狙い。政府の許可が下りれば2014年から生産を開始する予定だ。

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2億ユーロ以上を投資し、年産能力約3万台の工場を設置する。雇用規模は1,000人を見込む。建設予定地は明らかにしていない。

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ブラジル政府は昨年末、輸入車の税率を30%引き上げた。国内で自動車を生産するメーカーについては従来の税率が適用されるため、BMWは現地生産を以前から検討していた。

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ブラジルには1995年に販社を設立し進出を果たした。2010年にはマナウスにオートバイ工場を開設している。昨年の販売台数は乗用車が1万5,214台(前年比54%増)、オートバイが5,442台(同55%増)。

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BMWは世界の主要市場の販売台数をバランス良く伸ばしていく方針を打ち出している。特定の市場に依存すると政治・経済的なリスクにさらされやすくなるためで、特に中国市場への過度の依存を回避したい考えだ。ブラジル事業の強化はこの方針にも合致している。

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