EUウオッチャー

バッテンフォール、独送電網子会社を売却

スウェーデン電力大手のバッテンフォールは12日、ドイツで高圧送電網を運営する子会社「50Hertz Transmission」をベルギーの送電網事業者エリアと豪投資会社インダストリー・ファンド・マネジメント(IFM)に売 […]

仏サノフィと米メルク、動物薬事業を統合

製薬大手の仏サノフィ・アベンティスと米メルクは9日、動物用医薬品事業を統合すると発表した。サノフィの子会社であるメリアルとメルク傘下のインターベットを合併させ、折半出資の新会社を設立する。同社は29%のシェアを持つ世界最

独ダイムラー、タタから資本撤退

独自動車大手の独ダイムラーは9日、インドのタタ・モータースから資本撤退したと発表した。タタとの提携を継続する意味が薄れていることや、保有するタタ株を売却し省エネ技術や電気自動車の開発費を捻出したいという意向が背景にある。

英政府がGMに融資保証供与、ボクソール存続に向け

英政府は12日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に対して、英子会社ボクソールの存続に向けて2億7,000万ポンド(4億1,000万ドル)の融資保証を供与すると発表した。 \ GMは当初、欧州で独子会社オペルとボク

英BP、ブラジルなどで石油資産取得

石油大手の英BPは11日、米デボン・エナジーからブラジル、メキシコ湾、アゼルバイジャンの石油資産を総額70億ドルで買収すると発表した。BPはブラジルで初めて油田権益を取得するほか、メキシコ湾の油田開発でトップの地位を強固

BMW(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は2億1,000万ユーロで、前年から36.4%減少した。ドイツなど主要国が景気対策で導入した新車購入奨励策も同社のような高級車には効果が薄く、販売が落ち込んだ。売上高は4.7%減の506億

エーオン(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は53億3,000万ユーロで、前年から5%減少。産業顧客向け電力・ガス販売が減少したことや、ガス販売価格の下落が響いた。売上高は6%減の818億ユーロ、営業利益(EBITベース)は2%減の

ドイツポスト(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の最終損益は6億4,400万ユーロの黒字となり、前年の赤字(17億ユーロ)から改善。厳しい経済環境下で引き続き需要が低迷し、売上高は15%減ったが、10億ユーロを超えるコスト削減で黒字を確保した。

フォルティス(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の最終損益は11億9,200万ユーロの黒字で、前年の赤字(280億ユーロ)から改善。金融危機で大打撃を受けた前年と比べ、欧州、アジアで生保事業が順調に推移し、黒字転換した。金融危機をきっかけに事業

EADS(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算で7億6,300万ユーロの純損失を計上し、前年の黒字(15億7,000万ユーロ)から赤字に転落。航空機部門エアバスの超大型旅客機「A380」、軍用輸送機「A400M」の開発、納入遅延でコストが膨ら

欧州委が20年までの成長戦略発表、環境分野に重点投資

欧州委員会は3日、向こう10年間のEUの成長戦略「欧州 2020」を発表した。世界的な金融・経済危機を教訓に、加盟国が政策面での連携を強化して効率的に問題に対処し、域内経済の持続的な成長と雇用の促進を図る。具体的には地球

欧州中銀の「出口戦略」やや前進、3カ月物資金供給を入札に

欧州中央銀行(ECB)は4日の定例政策理事会で、金融危機対策で導入した非常時の金融政策を元に戻す「出口戦略」の一環として、無制限だった3カ月物資金の供給を4月28日から通常の入札方式に切り替えることを決めた。ただ、景気回

ECB総裁の報酬、主要中銀でトップ

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁の報酬が世界主要国の中央銀行総裁の中で最高であることが、ECBが4日発表した2009年の決算報告書で明らかになった。 \ 報告書によると、トリシェ総裁の昨年の年俸は36万612ユーロ(

2月のユーロ圏インフレ率、前年同月比0.9%に低下

EU統計局ユーロスタットが2日発表したユーロ圏の2月の消費者物価上昇率(インフレ率、速報値)は前年同月比0.9%となり、前月の1%から0.1ポイント低下した。景気回復がもたつき、雇用不安で個人消費が低迷する中、物価上昇圧

1月のユーロ圏失業率は9.9%、高止まり続く

EU統計局ユーロスタットが1日発表したユーロ圏の1月の失業率(速報値・季節調整済み)は9.9%となり、前月と同水準だった。景気回復が足踏みする中、失業率の高止まりが続いている。(表参照) \ 前月の失業率は速報値で10%

EUがアジア諸国とのFTA加速、ベトナムとも交渉開始で合意

EUがアジア諸国との自由貿易協定(FTA)締結に向けた動きを加速している。欧州委員会のデフフト委員(通商担当)はベトナムとシンガポールを歴訪し、2日にベトナムとFTA交渉を開始することで合意。3日にはシンガポールと早期妥

欧州委がギリシャ絡みのCDS取引を問題視、規制視野に調査開始

欧州委員会は3日、ギリシャの財政危機に絡んだ投機的な金融取引が同国の信用不安を拡大し、金融市場の混乱を深めている恐れがあるとして、調査に乗り出すことを明らかにした。クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引を対象とし

GM作物4品種を新たに認可、BASFのジャガイモなど

欧州委は2日、独化学大手BASFが開発した遺伝子組み換え(GM)ジャガイモ「アムフローラ」の産業利用向けの栽培と、米モンサントが開発した害虫耐性GMトウモロコシ「MON810」系統のハイブリッド種3品種の輸入・販売および

たばこ最低販売価格制は違法、欧州司法裁が欧州委に軍配

欧州司法裁判所は5日、オーストリアやフランス、アイルランドがたばこ製品に導入している最低販売価格制度は企業の自由な競争を阻害しEUのルールに違反するとして欧州委員会が提訴していた問題で、欧州委を支持する判断を下した。 \

1月のユーロ圏小売業売上高、前年同月比1.3%減

EU統計局ユーロスタットが3日発表したユーロ圏の1月の小売業売上高(暫定値・数量ベース)は前年同月比で1.3%減となり、19カ月連続で落ち込んだ。食品・飲料・たばこが0.2%増えた一方、非食品が1.5%減少した。個人消費

独仏テレコムの英携帯部門合併、条件付きで承認

欧州委員会は1日、欧州通信大手のドイツテレコムとフランステレコムが英携帯電話サービス子会社を統合する計画を承認したと発表した。両社が提案した競争上の是正策を実行することが条件となる。誕生する新会社は携帯電話サービスで英最

マイクロソフト、欧州市場でブラウザー選択画面の提供開始

米マイクロソフトは1日、欧州市場で同社の基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」搭載パソコン向けに「ブラウザー選択画面」の提供を開始した。欧州委員会が昨年、OSとブラウザーのセット販売がEU競争法に違反するとの見解をまとめたの

ポーランド通信最大手に異議告知書、他社の参入を制限

欧州委員会は1日、ポーランド通信最大手のテレコムニカーツィヤ・ポルスカ(TPSA)に対して、国内ブロードバンド市場での独占的立場を乱用し、他社の参入を妨げている恐れがあるとして、異議告知書を送付した。欧州委は8週間以内の

独通信記録保管ルールに違憲判決、EU指令にも影響か

ドイツ連邦憲法裁判所は2日、通信会社に電話、インターネットなどの通信記録の保存を義務付ける法令を違憲とする判断を下した。同法令はテロ対策の一環として導入されたEU指令に沿ったものだが、憲法裁は「重大なプライバシー侵害」と

欧州委が炭素税の導入を検討、今春にも法案提出へ

欧州委員会は4日、温暖化対策の一環として、近くEUレベルでの炭素税の導入を提案する方針を明らかにした。二酸化炭素(CO2)排出量に応じて化石燃料に課税し、EU共通の最低税率を設定する方向で検討を進めているもようだ。欧州委

仏プジョーと三菱自、資本提携見送り

仏自動車大手PSAプジョー・シトロエンと三菱自動車は3日、資本提携を見送ると発表した。両社は昨年12月、資本提携に向けた交渉を行っていることを明らかにしており、実現すれば世界6位の自動車グループが誕生するはずだった。しか

英プルデンシャル、AIGのアジア生保部門を買収

英保険大手プルデンシャルは1日、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)のアジア生命保険部門であるアメリカン・インターナショナル・アシュアランス(AIA)を買収することで合意したと発表した。買収総額は

独メルクが米ミリポアを買収、化学事業の多角化目指す

製薬・化学大手の独メルクは2月28日夜、米バイオテクノロジー機器大手のミリポアを買収することで合意したと発表した。ライフサイエンス事業を強化することで液晶への依存度の高い化学事業の多角化を図る狙い。買収は株主と独禁当局の

米GM、オペル再建負担を大幅拡大

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は2日、独子会社オペルと英子会社ボクソールの再建に向け、19億ユーロを拠出すると発表した。当初の拠出額は6億ユーロだったが、両社の拠点がある欧州の関係国からの支援を得られやすくする

キヤノン、蘭オセの子会社化決定

キヤノンは4日、欧州最大のプリンターメーカーであるオセ(オランダ)の子会社化を決めたと発表した。株式公開買い付け(TOB)で取得した株式は71.3%と、目標とする85%を下回ったが「当社によるオセの経営に重大な支障はない

ルフトハンザ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算で1億1,200万ユーロの純損失を出し、前年の黒字(5億4,200万ユーロ)から赤字に転落。不況で収益率の高いファースト、ビジネス・クラスを中心に旅客が減ったことが響いた。売上高は10%減の223

HSBCホールディングス(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は58億3,400万ドルで、前年から2%増加。不良債権の引当金が増加し、北米事業は赤字となったが、投資銀行部門の健闘で増益を確保した。営業コストの圧縮も寄与した。投資銀行部門の税引き前利益

アヴィヴァ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の最終損益は13億1,500万ポンドの黒字で、前年の赤字(8億8,500万ポンド)から改善。投資損益が黒字に転じたほか、事業売却などによる特別利益も大きく、収益が拡大した。 \

GDFスエズ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は44億8,000万ユーロで、前年から31%減少。景気停滞を受けてガス需要が低迷したことなどが響いた。売上高は3.8%減の799億ユーロ。 \

ロイヤル・アホールド(2009年10-12月期決算)

2009年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は2億6,700万ユーロで、前年同期から8.2%減少。主要市場の米国で値下げを強いられ、収益が悪化した。売上高は3.3%増の68億ユーロ。12月通期は純利益が前年比17.

APモラー・マースク(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算で10億2,000万ドルの純損失を計上し、前年の黒字(34億6,000万ドル)から赤字に転落。不況で海運需要が冷え込み、収益が悪化した。通期の赤字は初めて。売上高は21%減の485億ドルだった。

ホルシム(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は14億7,000万スイスフラン(13億7,000万ドル)で、前年から17%減少。建設需要が落ち込み、欧米事業が苦戦した。売上高は16%減の211億3,000万スイスフラン。 \

ギリシャに最大250億ユーロ支援? 欧州委は否定

欧州委員会は2月22日、ユーロ参加国が財政危機に直面するギリシャに対する最大250億ユーロの支援を検討中との報道について、「ギリシャがなんらの金融支援も要請しておらず、そのような計画はない」と否定した。ただ、水面下でドイ

2月のユーロ圏景況感、11カ月ぶり悪化

欧州委員会が2月25日発表した同月のユーロ圏の景況感指数(ESI、標準値100)は95.9で、前月の96から0.1ポイント低下した。ESIの低下は11カ月ぶり。景気回復が力強さを欠いていることを浮き彫りにした格好で、欧州

1月のユーロ圏インフレ率、確定値も1%

EU統計局ユーロスタットが2月26日発表した1月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率は速報値と同じ前年同月比1%で、前月の0.9%から拡大した。これは09年2月以来の高水準。エネルギーの上昇率が前月の1.8%か

テレフォニカ(2009年10-12月期決算)

2009年10-12月期(第4四半期)決算の純利益は24億4,000万ユーロで、前年同期から22%増加。中南米事業が好調で収益を押し上げた。売上高は1.2%増の149億8,000万ユーロ。12月通期は2.4%の増益、2.

カールスバーグ(2009年12月通期決算)

2009年12月通期決算の純利益は36億クローネで、前年の26億クローネから増加。販売は苦戦して売上高が1%減の594億クローネにとどまったが、コスト削減効果で収益が拡大した。 \