欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/1/19

東欧・ロシア・その他

横浜ゴム、ロシアで新車装着用タイヤの生産開始

この記事の要約

横浜ゴムは15日、ロシア現地法人のLLCヨコハマR.P.Z.が新車装着用タイヤ(OEタイヤ)の生産を昨年11月に開始したと発表した。すでに日産自動車の現地法人、日産ロシア向けに納入を行っている。 今回のOEタイヤ生産は日 […]

横浜ゴムは15日、ロシア現地法人のLLCヨコハマR.P.Z.が新車装着用タイヤ(OEタイヤ)の生産を昨年11月に開始したと発表した。すでに日産自動車の現地法人、日産ロシア向けに納入を行っている。

今回のOEタイヤ生産は日産ロシアの要請に応じたもので、SUV「エクストレイル」に走行性能に優れた「ジオランダーG91」を、セダン「ティアナ」に低燃費タイヤ「ブルーアースE75」をそれぞれ供給する。

LLCヨコハマR.P.Z.はこれまで市販用タイヤのみ生産してきた。OEタイヤの開発・生産は高い技術力を必要とすることから、同社は日産ロシアへの納入を通じて現地でブランドイメージを向上させ、市販用タイヤの販路拡大につなげる考えだ。

LLCヨコハマR.P.Z.は2008年の設立で、ロシア南西部のリペツク経済特別区内に工場を持つ。年産能力は160万本で、ロシア市場だけでなく一部の製品は欧州市場にも輸出している。