2010/1/20

ハンガリー

台湾と二重課税防止、投資保護協定締結へ

この記事の要約

ハンガリーのZsolt Nemeth議会外交委員会委員長は13日、訪問先の台湾で記者会見し、両国の間で二重課税防止と投資保護に関する協定を近く締結できるとの見通しを明らかにした。台湾はこれまで、イギリス、オランダ、オース […]

ハンガリーのZsolt Nemeth議会外交委員会委員長は13日、訪問先の台湾で記者会見し、両国の間で二重課税防止と投資保護に関する協定を近く締結できるとの見通しを明らかにした。台湾はこれまで、イギリス、オランダ、オーストラリアなど17カ国と同様の協定を結んでいるが、中東欧で結んだ国はなく、締結できればハンガリーが初めてとなる。

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Nemeth委員長は「協議は最終段階に入っている」としたうえで、「2010年で両国の通商関係を飛躍的に発展させたい」と抱負を述べた。一方、台湾側には、ハンガリーで2006年に鳥インフルエンザが流行して以来、禁輸されたままとなっている鶏肉など、農産物の輸入を自由化するよう注文を付けた。

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ハンガリーには、電子機器受託生産大手フォックスコン(鴻海精密)が大規模な生産拠点を構えるほか、パソコン大手エイサー(宏碁)、光学ドライブメーカーの建興電子(Lite-On)など台湾の大手企業が工場を保有する。両国の2国間貿易高は09年で約8億7,470万米ドル。

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