2010/2/17

ロシア

ロスネフチ、上流事業に50億米ドル投資

この記事の要約

ロシアの石油最大手で国営のロスネフチは今年、油田開発や生産など上流事業に最大で50億米ドルを投資する計画だ。投資資金の大半は東シベリアのバンコール油田と、西シベリアのハンティ・マンシ自治管区にある鉱床の開発に充てるという […]

ロシアの石油最大手で国営のロスネフチは今年、油田開発や生産など上流事業に最大で50億米ドルを投資する計画だ。投資資金の大半は東シベリアのバンコール油田と、西シベリアのハンティ・マンシ自治管区にある鉱床の開発に充てるという。同社のピーター・オブライエン副会長がこのほど明らかにした。

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バンコール油田は09年8月に生産を開始。昨年だけで350万トンを産出した。同油田の可採埋蔵量は石油が5億2,000万トン、ガスが950億立方メートルと推定されている。ロスネフチは今年、最大9,900万バレルを生産し、2014年には日量50万バレルを目指す計画。今年は同油田の57カ所で掘削も行う。

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また、バンコール油田以外の東シベリア地域の産油事業とカスピ海海域、アゾフ海、黒海の大陸棚での探鉱・開発にも投資する。

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