ハンガリー中央銀行（NBH）は8日、フォリント建てモーゲージ融資の促進とモーゲージ債市場の活性化に向けたプログラムの実施を決定した。モーゲージ債市場における規制を撤廃して市場の自立的な発展を促すとともに、金融システムの安定と金融波及メカニズムの効率化を目指す。
\NHBによると、ここ数カ月の新規融資ではフォリント建てローンと外貨建てローンの間で金利差が縮小しており、フォリント建てモーゲージの競争力が高まる傾向にある。これに伴い新たなフォリント建てのモーゲージ商品を導入する金融機関も増加している。プログラムではNHBがフォリント建てモーゲージ債を積極的に買い上げることによって流動性を高め、フォリントによるファイナンス環境を改善。フォリント建てローンの供給を拡大し、外貨建てローンとの金利差の一層の縮小につなげる考えだ。
\モーゲージ債の買い上げ規模は最大で1,000億フォリントを予定しており、期間は今年12月末まで。NBHはプログラムの詳細を今月28日に発表する。（1HUF＝0.45JPY）
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