2011/8/3

CIS諸国

アゼルバイジャン、チェコと石油供給で交渉開始

この記事の要約

アゼルバイジャンの国営石油会社SOCARが中東欧での新たな市場開拓に動き出した。SOCARのBeylarbayov副社長代理は、チェコとスロバキアの業界関係者との交渉が始まったことを明らかにすると同時に、「(石油供給への […]

アゼルバイジャンの国営石油会社SOCARが中東欧での新たな市場開拓に動き出した。SOCARのBeylarbayov副社長代理は、チェコとスロバキアの業界関係者との交渉が始まったことを明らかにすると同時に、「(石油供給への)相互の関心を商業合意につなげる必要がある」と述べ、実現に向けた強い意志を示した。現地ネット情報サイト『trend.az』が7月25日報じた。

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SOCARは石油販売量全体の約45%を地中海沿岸諸国、20%強を北米に輸出している。チェコ、スロバキアとの交渉は2016年までに輸出先を多様化するという市場拡大戦略を背景にしたものだが、ハンガリーも含めた新しい中東欧供給ルートの構築が大きな課題となる。現在、アゼルバイジャンから欧州への「ユーラシア輸送ルート」の構築に向けた作業を進めており、ウクライナ、ポーランド、リトアニア、グルジアがプロジェクトへの参加に興味を示しているという。

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