2013/10/9

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

スロベニア政府系研究所、経済予測を下方修正

この記事の要約

スロベニアの景気後退がさらに長引きそうだ。政府系のマクロ経済研究所(Umar)は1日、2014年の国内総生産(GDP)の予想伸び率をマイナス0.8%とし、従来予測の同マイナス0.2%から0.6ポイント下方修正した。ただ、 […]

スロベニアの景気後退がさらに長引きそうだ。政府系のマクロ経済研究所(Umar)は1日、2014年の国内総生産(GDP)の予想伸び率をマイナス0.8%とし、従来予測の同マイナス0.2%から0.6ポイント下方修正した。ただ、15年には回復に転じ、0.4%とわずかながらプラス成長を確保できる見通し。

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Umarによれば、主要輸出国の経済が上向き傾向を示すなど、国外の状況が好転しつつあることを追い風に、輸出は今年2%、来年は3%、それぞれ増加する見通し。一方、銀行業界再編や歳出削減による消費・投資の冷え込みなど国内の問題が大きく足を引っ張り、国内消費は今年4.1%、14年は1.5%、それぞれ減少する。また、4年連続で落ち込んでいる国内総固定資本形成もさらに縮小が続き、今年は1.6%減、来年も4%減となるとの予測だ。さらに、雇用情勢も厳しい状況が続き、失業率は2014年に13.6%まで悪化すると見込む。

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