2013/10/9

CIS諸国

ウクライナ政府、都市ごみ問題解決に本腰

この記事の要約

ウクライナでは増え続ける都市ごみの処理が大きな課題となっている。都市ごみの排出量は年2~3%のペースで増加しており、地域開発・建設省のまとめによると、2012年の排出量は1,200万トンだった。\ 政府は国家プロジェクト […]

ウクライナでは増え続ける都市ごみの処理が大きな課題となっている。都市ごみの排出量は年2~3%のペースで増加しており、地域開発・建設省のまとめによると、2012年の排出量は1,200万トンだった。

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政府は国家プロジェクト「クリーン・シティ」のもと、全国10カ所にごみ処理施設を建設する計画を進めている。施設は官民パートナーシップ(PPP)方式によりキエフ、ハルキフ、ドニプロペトロウシクヴィニツィヤ、ポルタヴァ、スミー、ヴィニツィヤテルノピルキロヴォグラードチェルニフツィに建設される予定で、投資・国家プロジェクト庁が投資家を募っている。建設費用は1カ所あたり2,000万~5,000万ユーロで、同庁では投資家から総額3億2,000万ユーロを調達することを期待している。10カ所のごみ処理施設がすべて完成した場合、5万5,000人の雇用創出効果が見込まれている。

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ウクライナ国内には現在ごみ焼却施設が2カ所しかなく、95%のごみは処分場に埋め立てられている。6,000カ所ある埋め立て処分場は国土面積の4%を占める。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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