2013/10/9

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

マケドニア、鉄道網近代化を実施

この記事の要約

マケドニアは、欧州連合(EU)と欧州復興開発銀行(EBRD)の支援を受けて鉄道網の近代化を進めている。\ EBRDは2010年、マケドニアを南北に走る鉄道網コリドーX号線(汎欧州運輸回廊)の近代化を支援するため、同国政府 […]

マケドニアは、欧州連合(EU)と欧州復興開発銀行(EBRD)の支援を受けて鉄道網の近代化を進めている。

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EBRDは2010年、マケドニアを南北に走る鉄道網コリドーX号線(汎欧州運輸回廊)の近代化を支援するため、同国政府に1,760万ユーロを融資することを決定した。コリドーX号線はマケドニアで輸送量の最も多い鉄道路線で、北はセルビアと中・東欧諸国、南はギリシャに通じている。EBRDの資金はX号線の主要3区間(クマノヴォ~デリャドロフチ間、ドラチェヴォ~ヴェレス間、ビトラ~クレメニツァ間)計53キロメートルの改修のほか、マケドニアとブルガリアを結ぶコリドーVIII号線の建設計画の実行可能性調査に活用されている。

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X号線には鉄道向け移動通信システム「GSM-R」と欧州列車制御システム(ETCS)が導入される予定で、2月に導入に向けたコンサルティング業務の入札が公告された。このほか、スコーピエ、ヴェレス、プリレク、ビトラの駅舎の近代化やクマノヴォ・ノヴォなど3カ所の駅舎新築工事などが計画されている。

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