2013/10/16

ロシア

アエロフロートが格安航空を設立

この記事の要約

ロシア航空大手アエロフロートは10日、格安航空子会社(LCC)「ドブロレット」を設立したと発表した。モスクワをハブ拠点として、2014年夏ダイヤからサンクトペテルブルクなど国内5都市を結ぶ路線を運航する。早ければ16年に […]

ロシア航空大手アエロフロートは10日、格安航空子会社(LCC)「ドブロレット」を設立したと発表した。モスクワをハブ拠点として、2014年夏ダイヤからサンクトペテルブルクなど国内5都市を結ぶ路線を運航する。早ければ16年にも国際便を就航したい考えだ。

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ドブロレットという社名は、アエロフロートの母体となったドブロレット航空

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(1923年にウクライナ航空と合併しアエロフロート・ソビエト連邦航空に発展解消)からとったもので、「良い飛行(nice flight)」を意味する。

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運行機材は「ボーイング737-800」8機で、座席はエコノミーのみとする。また、◇シートピッチ(座席間隔)をやや狭めて座席数を増やす◇チケットは航空会社の直接販売のみ◇優先搭乗、快適シート、手荷物、機内食に追加料金を課す◇機内清掃を1日1回に抑える――などの手法でコストを圧縮する。アエロフロートによると、運賃は従来の定期便に比べ40%安く、「鉄道と競合できる」水準という。

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■上期最終益が大幅減

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アエロフロートが同日発表した2013年1‐6月期(上期)連結決算の最終利益は150万米ドルで、前年同期の710万ドルから急減した。外貨建てファイナンス・リース負債の評価損が響いた。売上高は14%増の41億3,300万ドル、営業利益(EBITDAベース)は42%増の3億5,200万ドルだった。

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