プラハ市議会は8日、市内地下鉄網の新路線建設計画を承認した。プラハには現在、A、B、Cの3つの路線があるが、新たにロートカ、ピスニッツェなど南部地区をつなぐ路線Dを建設し、バスに依存している地域住民の交通の便を改善する。
\国際放送ラジオプラハによると、プラハ市は新路線プロジェクトにすでに5億コルナを投資しており、今後の建設資金調達では欧州連合(EU)の助成金が頼り。これが承認されれば2017年に建設着工し、22年に営業運転を開始する計画だ。
\路線Dは路線Cのパンクラッチェ駅を起点として南部地区に向かう10kmの区間で、終点のピスニッツェ駅までに6つの停車駅を設ける。2つの敷設案を検討中で、路線Cの延長区間として敷設する場合、推定工事費は247億コルナ、独立路線とする場合は290億コルナという。
\プラハ市は地下鉄網の拡張に意欲的で、路線Aでは現在、西の終点をデイヴィツカからモートルに延長する工事が行われており、来年開通する見通しだ。新路線Dでは将来的にピスニッツェ駅から市内中心に近い路線Aのナームニェスティ・ミール駅まで延長する計画もある。
\(1CZK=5.20JPY)
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