2013/11/13

ポーランド

石油大手ロトス、ノルウェー領北海での採掘権益を取得

この記事の要約

ポーランド石油2位の国営のロトスは5日、ノルウェー領北海における石油・天然ガス採掘権益を英国同業のセントリカから1億7,580万米ドルで取得したと発表した。国外事業を強化する戦略に沿うもの。パシュコヴィツ副社長によると、 […]

ポーランド石油2位の国営のロトスは5日、ノルウェー領北海における石油・天然ガス採掘権益を英国同業のセントリカから1億7,580万米ドルで取得したと発表した。国外事業を強化する戦略に沿うもの。パシュコヴィツ副社長によると、今回の投資で同社の生産量は倍増する見通しだ。

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取引の対象となるのは、ノルウェー中部のヘムダル(Heimdal)に近い鉱区における免許14件。権益比率は免許により異なるが、いずれも5~50%の範囲内という。

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メディア報道によると、同鉱区では年間24万石油換算トン(TOE)の採掘が可能で、うち天然ガスが70%を占める。ロトスは年産量を2015年までに120万TOEへ引き上げる目標を掲げている。

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ロトスはまた、今回の投資を通じて、ノルウェー・イメ油田でのプロジェクトで失った資金を部分的に取り返すことができる。イメ油田ではプラットフォームの欠陥が原因で、今日に至るまで採掘が実現していない。減税措置の利用で、2016年までに投資額17億ズロチ(4億700万ユーロ)の3分の2を補てんできる見通しだ。

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ポーランドのエネルギー企業は国外進出を積極化しつつある。6月にはポーランド人実業家ヤン・クルチュク氏のセリナス・エナジーが加ウィンスター・リソーシーズを獲得。9月にはPKNオルレンが加トライオイルを1億8,870万カナダドルで買収すると発表した。

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