2013/11/13

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア中銀が0.25%利下げ、金利は過去最低の4.0%に

この記事の要約

ルーマニアの中央銀行であるルーマニア国立銀行は5日の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%引き下げ、過去最低の4.0%とすることを決めた。6日から実施する。インフレ率が1年4カ月ぶりの水準に低下したことを受け、9月以来 […]

ルーマニアの中央銀行であるルーマニア国立銀行は5日の金融政策決定会合で、政策金利を0.25%引き下げ、過去最低の4.0%とすることを決めた。6日から実施する。インフレ率が1年4カ月ぶりの水準に低下したことを受け、9月以来の利下げに踏み切った。

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市中銀行に資金供給するためのロンバート貸出金利も0.25%引き下げ7.0%へ、資金吸収のための預金金利も0.25%引き下げ1.0%とする。市中銀行が中銀に預ける自国通貨建てと外国通貨建ての両方の預金準備率はそれぞれ現行の15%と20%のまま据え置いた。

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9月の消費者物価上昇率は前年同月比で1.88%となり、前月の3.67%から減速した。中銀は声明で、農作物の不作による食料品価格高騰の影響が剥落したことやパン類への付加価値税率の引き下げに加え、需給ギャップのマイナス状態が続いていることがインフレ低下につながっている指摘。「国内外の経済の動きを注視し、適切な金融政策手段を講じることにより中期的に物価安定と金融市場の安定を目指す」と述べた。

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次回の金融政策決定会合は2014年1月5日に開催される。

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