2014/3/12

ポーランド

ポーランド、道路建設計画を拡大

この記事の要約

ポーランド政府は4日、来年が最終年となる道路建設5カ年計画に、全長575キロメートルに上る8区間を新たに加えた。これらの区間の総工費は250億ズロチ(59億5,000万ユーロ)に上るとみられている。政府の決定を受け、ポー […]

ポーランド政府は4日、来年が最終年となる道路建設5カ年計画に、全長575キロメートルに上る8区間を新たに加えた。これらの区間の総工費は250億ズロチ(59億5,000万ユーロ)に上るとみられている。政府の決定を受け、ポーランド道路・高速道路管理局(GDDKiA)は高速A1号線の入札手続きを開始した。

入札の対象となるのは、A1号線のピジョヴィツェ(カトヴィツェ近郊)―ジョンサヴァ(チェンストホヴァ近郊)の57キロメートル区間。以下の4区間に分けて設計・工事業務を発注する。◇ジョンサヴァ―ブラホヴニャ(20.3キロメートル、納期33カ月)◇ブラホヴニャ―ザヴォジェ(4.7キロメートル、納期33カ月)◇ザヴォジェ―ヴォジニキ(16.7キロメートル、納期30カ月)◇ヴォジニキ―ピジョヴィツェ(15.2キロメートル、納期30カ月)。

総工費は推定30億ズロチ弱(7億1,400万ユーロ)で、来月8日に予備入札への参加を締め切る。本入札では各区間、最大20社まで応札が認められる。審査基準における各採点要素の比重は、入札価格が 90%、保証期間が10%となる。

A1号線のほかに道路建設計画に新たに加わったのは、◇自動車専用道S3号線レグニツァ―ボルクフ(2億6,700万ユーロ)◇S5号線ビャウェ・ブウォタ―ミエルノおよびヴロンチン―ラドミツコ(8億4,700万ユーロ)◇S5号線ノヴェ・マジ―ビドゴシュチ(7億ユーロ)◇S7号線グダニスク―エルブロンクおよびナピエルキ―プウォンスク(13億ユーロ)◇ルブリン―ソコウフ・マウォポルスキ(13億ユーロ)の各区間。

インフラ・開発省によると、ポーランドは2020年までに総額611億ズロチを投じて高速道路57キロメートル、自動車専用道1,173キロメートルを整備する予定だ。