2014/4/30

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

郵船ロジスティクス、トルコ事業の成長に期待

この記事の要約

日本郵船グループの郵船ロジスティクスは、トルコで力強い成長を目指している。同社は2012年にトルコに現地法人を設立。黒海、地中海地域で高まる物流ニーズに対応するため、戦略的ハブとして活用していく考えだ。 郵船ロジスティク […]

日本郵船グループの郵船ロジスティクスは、トルコで力強い成長を目指している。同社は2012年にトルコに現地法人を設立。黒海、地中海地域で高まる物流ニーズに対応するため、戦略的ハブとして活用していく考えだ。

郵船ロジスティクス・トルコは創業から短期間でトルコおよび極東間における貨物輸送において実績を挙げており、昨年の海上輸送の取扱高は1万TEU(20フィートコンテナ換算)に達した。今年は海上輸送で1万5,000TEUを目指し、陸路・空路の取扱高は昨年より300トン多い2,000トン超を見込んでいる。メリッチ・ゼネラルマネージャーによると、顧客は自動車部品、繊維、小売、鉱業、化学など幅広い分野にわたっており、顧客の半分を日本企業が占めている。同氏はまた、年内にも開始されるトルコと日本の経済連携協定(EPA)交渉が妥結すれば、トルコで操業する日系企業の数はさらに増加すると期待を示した。さらに、トルコはその戦略的立地条件から周辺地域市場を統括するハブとして理想的だと指摘。その地理的特性を生かして中央アジア、中東、北アフリカへのビジネスネットワークを構築していく考えを明らかにした。