2014/7/30

ハンガリー

ハンガリー利下げ、緩和局面終了へ

この記事の要約

ハンガリー国立銀行(MNB)は22日、主要政策金利を0.2ポイント引き下げ、2.1%に設定した。利下げ幅は市場予測の0.1ポイントを上回った。MNBはまた、金融緩和局面の終結を宣言し、インフレ目標値(3%)の達成が危うく […]

ハンガリー国立銀行(MNB)は22日、主要政策金利を0.2ポイント引き下げ、2.1%に設定した。利下げ幅は市場予測の0.1ポイントを上回った。MNBはまた、金融緩和局面の終結を宣言し、インフレ目標値(3%)の達成が危うくならない限り、来年末まで現行金利を維持する方針を明らかにした。

利下げは2012年8月以来、24カ月連続。史上最低金利を再び更新した。緩和開始以来の利下げ幅は合計で4.9ポイントに達した。

ハンガリーの年間インフレ率は6月にマイナス0.3%となり、1968年以来の低水準となった。物価低下が3カ月続いている。

MBDは経済にまだ余力があることから、今後も比較的長期にわたり、インフレ圧力は穏やかなものにとどまると予測している。インフレ率は今年0%、来年2.5%、経済成長率は今年2.9%、来年2.5%を見込む。