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2014/9/3

チェコ・スロバキア

チェコ、女性管理職比率3割超える

この記事の要約

チェコで女性管理職の割合が徐々に増加している。国際コンサルティング会社のビスノード(Bisnode)が国内大手企業約3,270社を対象に行った調査によると、同比率は2009年の22%から14年には30%を超えた。現地通信 […]

チェコで女性管理職の割合が徐々に増加している。国際コンサルティング会社のビスノード(Bisnode)が国内大手企業約3,270社を対象に行った調査によると、同比率は2009年の22%から14年には30%を超えた。現地通信社CTKが8月25日報じた。

女性管理職の比率が最も高いのは人事部門で、79%を占めた。また財務部門でも44%、マーケティング部門も41%と女性の進出が際立った。販売部門の女性管理職は17%と少ないが、昨年に比べ3ポイント上昇した。一方、IT部門では3%、社長職は6%で、依然として男性が圧倒的に優位だ。

欧州連合(EU)の労働市場における男女格差調査(Equality Pays Off)によると、チェコの女性管理職比率(中小企業を含む)は2004年の26%から10年は29%に上昇したが、EU平均の33%を下回った。また女性取締役比率は12%で、同様にEU平均の14%を下回った。