独自動車大手のダイムラーはこのほど、ブダペスト交通局（BKK）から最大75台の路線バスを納車する業務を落札した。BKKの発表によると、今回ダイムラーが受注したのは、次期排ガス基準「ユーロ6」対応のエンジンを搭載した低床バス「メルセデス・コネクト」15台で、オプションとして、さらに最大60台の追加が計画されているという。10日以内に正式な契約を締結し、6ヵ月以内に納車が完了する予定。来年の春には、今回調達したバスを使ったサービスが開始される。
ブダペスト近距離交通会社（BKV）はここ4年で新車バス330台と中古バス200台を購入し、車両の刷新を図ってきた。これと並行して、これまでブダペストのバス路線を独占してきた同社は長期的にバス運行業務の約66％を外部事業者に委託することになるため、老朽化が進むバス車両1,360台が刷新されることになる。なお、これらのバス路線はブダペスト市内の公共旅客輸送の約4割をカバーしている。
