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2014/12/17

CIS諸国

PSA、カザフスタンでのCKD生産で合意

この記事の要約

仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンは5日、カザフスタンのアルール・グループと同国における完全ノックダウン(CKD)生産で合意したと発表した。 CKD生産は、コスタナイにあるアルール・グループ傘下のサリアルカ・アフト […]

仏自動車大手のPSAプジョー・シトロエンは5日、カザフスタンのアルール・グループと同国における完全ノックダウン(CKD)生産で合意したと発表した。

CKD生産は、コスタナイにあるアルール・グループ傘下のサリアルカ・アフトプロムの工場で行う。最初に手がけるモデルはカザフスタンで人気の高い「301」で、2016年9月にラインオフする予定だ。17年からはフル生産体制となり、年間1万2,000台を組み立てる。将来的には年産1万7,000台に拡大する可能性もあるという。

PSAは同じくアルール・グループ傘下のアグロマシュ・ホールディングとセミノックダウン(SKD)生産契約を結んでおり、13年9月からコスタナイで「301」、「3008」、「508」、「パートナー」を組み立てている。これらのモデルとロシアで生産している「408」は、アルール・グループの代理店網を通じてカザフスタン国内で販売されている。

カザフスタンの自動車市場は急速に成長しており、販売台数は11年の4万5,000台から13年は16万6,000台となった。15年には20万台に達すると見込まれている。