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2015/2/11

バルト三国

リトアニアとスウェーデン間に旅客航路開設

この記事の要約

リトアニア西部のクライペダ港と、デンマークの船舶運航会社DFDSシーウェイズ社は、スウェーデン南部のカールスハムンとの間に新たな旅客定期航路を開設することで合意した。リトアニアの運輸通信省が先ごろ明らかにした。 同国最大 […]

リトアニア西部のクライペダ港と、デンマークの船舶運航会社DFDSシーウェイズ社は、スウェーデン南部のカールスハムンとの間に新たな旅客定期航路を開設することで合意した。リトアニアの運輸通信省が先ごろ明らかにした。

同国最大の港であるクライペダ港では昨年6月に新ターミナルが運用を開始した。年間600万トンの貨物の荷揚げと50万人の乗降が可能で、旅客及び貨物の取扱量の増加が期待されている。欧州連合(EU)の補助金を活用した新ターミナルは3隻の船を同時に係留でき、最新型の可動式ランプウェイは新型の貨物船(RO-RO船)やフェリー(RO-PAX船)に対応できる。

同港の貨物取扱量は2013年にはバルト海東岸の総取扱量の30%を占めたものの、旅客輸送はバルト3国全体の3%に過ぎず、新たな航路開設が検討されていた。同港とカールスハムン間ではすでに2005年から貨物定期航路の運航が始まっている。