2015/3/18

自動車

起亜とプジョー・シトロエン、スロバキアでの生産を拡大

この記事の要約

韓国の起亜自動車と仏PSAプジョー・シトロエンがスロバキアでの生産を拡大する。起亜自動車は先ごろ、同国北部にあるジリナ工場で新たに50人以上を雇用すると共に、エンジン部門の生産体制を3交代制にすると発表した。一方プジョー […]

韓国の起亜自動車と仏PSAプジョー・シトロエンがスロバキアでの生産を拡大する。起亜自動車は先ごろ、同国北部にあるジリナ工場で新たに50人以上を雇用すると共に、エンジン部門の生産体制を3交代制にすると発表した。一方プジョー・シトロエンは同国西部のトルナヴァ工場に8,000万ユーロを投資し、シトロエン「C3 ピカソ」に代わる新型SUVを生産する予定だ。

同国の自動車産業は1992年に独フォルクスワーゲン(VW)が外資として初めて工場を開設して以来、13年には輸出額の30%を占めるまでに成長した。同年の年間生産台数は中東欧諸国ではチェコの113万台に次ぐ99万台で、ポーランドの58万台、ハンガリーの22万台を大きく上回っている。

起亜ジリナ工場の従業員数は3,800人で、13年の年間生産台数は約31万台。プジョー・シトロエンのトルナヴァ工場は従業員数3,000人、13年の生産台数は25万台だった。生産額に占める輸出比率は共に99%だった。