2015/7/8

自動車

スロバキア政府、「空飛ぶ車」開発を支援

この記事の要約

スロバキア政府は1日、同国のエアロモービル社が進める「空飛ぶ車」の開発プロジェクト(834万ユーロ規模)に約600万ユーロを拠出する計画を承認した。同社は2017年から空飛ぶ車の一般販売を予定しており、実用化へ向けた研究 […]

スロバキア政府は1日、同国のエアロモービル社が進める「空飛ぶ車」の開発プロジェクト(834万ユーロ規模)に約600万ユーロを拠出する計画を承認した。同社は2017年から空飛ぶ車の一般販売を予定しており、実用化へ向けた研究開発を加速させる。また、新たに43人の雇用も見込む。

エアロモービル社は同名の空飛ぶ車のプロジェクトを1990年から開始。2013年には試作3号機となる「エアロモービル 2.5」が初飛行に成功した。現在開発中の「エアロモービル 3.0」は2017年から発売の予定。販売価格は数十万ユーロになるという。

エアロモービル3.0は全長6メートルでガソリンを燃料とする。一般道を自動車として走行できるほか、格納していた翼を広げて小型機のように飛行することが可能だ。エアロモービル社によると、同モデルは平たんな草原も滑走路として使用でき、離陸距離は最大300メートル、着陸距離は最大100メートルだという。