2015/8/26

総合・マクロ

ロシア政府、大手輸出企業に外貨売りを強制

この記事の要約

ロシアのメドベージェフ首相は22日、通貨ルーブルの下落に歯止めをかけるため、大手輸出企業に外貨売却を命じる方針を打ち出した。中央銀行と詳細を詰め、近く実行に移す。 政府は急激なルーブル下落を受けて、昨年12月にも国営の輸 […]

ロシアのメドベージェフ首相は22日、通貨ルーブルの下落に歯止めをかけるため、大手輸出企業に外貨売却を命じる方針を打ち出した。中央銀行と詳細を詰め、近く実行に移す。

政府は急激なルーブル下落を受けて、昨年12月にも国営の輸出大手5社に対して一定期間内に外貨を売却するよう命じた経緯がある。今回のケースでは、両替期限などの具体的内容はまだ明らかになっていない。

ロシアではルーブル為替相場が石油価格と連動する傾向が極めて強く、原油価格低迷の影響が大きい。これに欧米などからの制裁措置が加わり、昨年12月には史上最安値の1米ドル=78.8ルーブルを記録した。

その後5月に49ドルまで回復したものの、この夏の原油安で再び低下。24日には今年最低の1ドル=71.3ルーブルまで下落した。

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