化学

BMW―炭素繊維大手SGL株15%超を取得―

自動車大手のBMW(ミュンヘン)は18日、戦略提携先の炭素繊維メーカーSGL Carbonの株式15.16%を取得したと発表した。BMWの大株主である投資会社SkionはすでにSGL株を約29%保有しており、両社はSGL […]

異性鏡像体を効率的に分離するナノ構造開発

2種類の鏡像異性体(エナンチオマー)を含む混合気体で、それぞれのエナンチオマーを効率的に分離する新たな技術の開発に、カールスルーエ工科大学(KIT)とボーフム大学(RUB)の合同研究チームが成功した。金属有機構造体(MO

Siemens AG―複合素材関連のソフト会社買収―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は9日、米国のソフトウエア企業Vistagy Inc.を買収することで合意したと発表した。産業用ソフトのポートフォリオを強化する狙い。買収価格は公表しないことで合意した。取引は独禁

GATC Biotech AG―成長続く、今年は15%増収見通し―

ゲノムシーケンス解析サービスで欧州最大手のGATC Biotech(コンスタンツ)が好調だ。同社は企業・研究機関向けに最新鋭の技術を駆使した様々なシーケンシングサービスを提供しており、2010年の売上高は1,300万ユー

Celesio AG―Novartisが医薬品供給停止―

製薬大手のNovartisが医薬品卸大手Celesio(シュツットガルト)の独子会社Geheへの製品供給を10月15日から停止している。取引条件をめぐる争いが背景にある。Geheは法律で定められた医薬品供給義務を履行でき

BASF

化学大手のBASFは14日、現在ドイツのルートヴィヒスハーフェンとスイスのバーゼルにある顔料・ディスパーション事業の統括拠点を来年1月1日付で上海に移転すると発表した。アジア市場の重要性が高まっていることに対応する。同事

中国製太陽電池で米がダンピング調査開始

米商務省は9日、中国製の太陽電池を対象としたダンピング調査を正式に開始した。米国の太陽電池メーカーと独ソーラーワールドの訴えを受けた措置で、同社は10日、歓迎の意を表明した。 \ ソーラーワールドと米国の同業者は10月1

独ヘンケル、RTM成形による新たなポリウレタン材開発

独化学・日用品大手ヘンケルは2日、自動車産業向けに新たな繊維強化プラスチック「ロックタイト・マックス2」を開発したと発表した。同製品はポリウレタンをマトリクス材として使用し、レジン・トランスファー・モールディング法(RT

Merck KGaA―組織スリム化へ―

製薬・化学大手の独Merckが大がかりな組織再編に着手する。業務効率を引き上げてコストを削減することが狙いで、来年1月1日から管理職の階層を削減するほか、各国子会社に対する本社の統制力を強化。意思決定を速やかに下せる体制

ソーラー飛行機プロジェクト、独企業の参加に期待

太陽エネルギーのみを駆動源とする有人小型飛行機「Solar Impulse」の開発プロジェクト(スイス)を主導するピカール・ベルナール氏は、プロジェクトを支援するドイツ企業を模索している。新たなパートナーとして念頭に置く

独化学業界の生産・売上高、2四半期連続で減少

ドイツ化学工業会(VCI)が3日発表した独業界(製薬を含む)の2011年第3四半期の生産高は前期比2.0%減となり、2四半期連続で後退した。景気の先行き不透明感を受け川下産業に発注抑制の動きが広がっているためで、売上高も

GMジャガイモの栽培、BASFが認可申請

独化学大手BASFは10月31日、遺伝子組み換え(GM)ジャガイモ「フォルトゥーナ」の商業向け栽培の認可をEUに申請した。フォルトゥーナはBASFが2003年から研究を進めてきたGMジャガイモで、ジャガイモ疫病に耐性を持

9月輸入物価、前年同月比6.9%上昇

ドイツ連邦統計局が10月26日発表した2011年9月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が6.9%となり、2カ月ぶりに膨らんだ。エネルギーが全体を強く押し上げた格好で、エネルギーを除いたコアの変動率は+3.6%にとどまった

BASF SE―食用GMポテト栽培をEUに申請―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は10月31日、バイオ子会社BASF Plant Scienceが遺伝子組み換え(GM)ポテト「Fortuna」の栽培と食品・飼料への投入を欧州連合(EU)に申請したと発表

BASF SE―7-9月期減益に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が10月27日発表した2011年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBITベース、特別項目を除く)は19億6,400万ユーロとなり、前年同期比で11.3%減少した。内

Evonik Industries AG―カナダで過酸化水素工場を買収―

化学大手の独Evonik(エッセン)は10月27日、フィンランドの同業Kemiraからカナダにある過酸化水素(H2O2)工場を取得すると発表した。H2O2事業を世界的に強化する戦略の一環。H2O2は最終的に水と酸素に分解

Sartorius AG―フィンランド同業から事業買収―

研究機器大手の独Sartorius(ゲッチンゲン)は10月26日、フィンランドの同業Biohitから液体ハンドリング事業を6,800万ユーロで譲り受けると発表した。当該事業のポートフォリオを拡充する狙い。取引はBiohi

リチウムイオン電池に代わる新たな二次電池登場

フッ素イオンが電気伝導を担う新たな二次電池を、カールスルーエ工科大学(KIT)の研究チームが開発した。ありふれたフッ素を使うことで低価格化と大量供給が可能になるほか、リチウムイオン電池に比べ最高で10倍のエネルギー密度が

欧州裁、化学2社への制裁命令取り消し

欧州司法裁判所は25日、EUがベルギー化学大手ソルベイにソーダ灰のカルテルで科した制裁を取り消す判決を下した。また、欧州裁の第一審裁判所である一般裁判所は同日、スペインの化学会社ウラリタに対する制裁命令を無効とする判決を

BASF(2011年7-9月期決算)

2011年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は11億9,200万ユーロで、前年同期から4.3%減少。内戦に揺れるリビアでの石油採掘を中断したことが影響した。これがなければ増益を確保できたという。売上高は11.6%増の1

メルク(2011年7-9月期決算)

2011年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は2億2,660万ユーロで、前年同期から7.5%増加。結腸ガン治療薬「エルビタックス」など主力薬の販売が好調だったほか、買収した米バイオテクノロジー機器大手ミリポアの利益貢献

飽和炭化水素の簡単な重合法を開発

短鎖の鎖式飽和炭化水素(アルカン)同士を重合させてより長鎖(高分子)のアルカンを合成する新たな技術を、ミュンスター大学を中心とする研究チームが開発した。ナノ細孔構造の金触媒にアルカンを導入して分子鎖を拘束し、端の部分だけ

N.V.―コスト削減へ―

化学大手の蘭Akzo Nobel(アムステルダム)は20日の決算発表で、コスト削減プログラムを発表した。景気悪化などを背景に業績低迷が続いているためで、2014年までに営業利益(EBITDAベース)を5億ユーロ改善する方

dm-drogerie markt GmbH + Co. KG―売上60億ユーロ突破―

ドラッグストア大手dm-drogeriemarkt(カールスルーエ)は20日の年次記者会見で、2011年9月通期の売上高が初めて60億ユーロの大台に乗ったと発表した。売上全体の7割を占める国内事業が前年度比10.1%増と

BASF

化学大手のBASFは24日、坑道の安全性を高める化学ソリューション分野で中国企業 Ji’Ning Hock Mining & Engineering Equipment Company Limited (Hoc

EUのナノマテリアル定義案を化学業界が批判

欧州連合(EU)の欧州委員会が18日に発表した「ナノマテリアル」の定義案を化学業界が批判している。欧州委案によると、ナノマテリアルは大きさによって定義されており、独化学工業会(VCI)は、「日常製品のほとんどすべてがナノ

アクゾノーベル(2011年7-9月期決算)

2011年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は1億4,900万ユーロで、前年同期から37%減少。売上高は4.8%増の40億5,000万ユーロに拡大したが、原料価格の高騰で収益が圧迫された。 \

独BBP、樹脂製の大型オイルパン開発

樹脂部品の成形加工を手がけるBBP・クンストシュトフヴェルケ・マールバッハ・バイアー(独バーデン・ビュルテンベルク州マールバッハ)は、大型トラック向けの樹脂製オイルパンを開発した。独化学大手ランクセスの繊維強化プラスチッ

Lanxess AG―米で可塑剤メーカー買収―

化学大手の独Lanxess(レバークーゼン)は12日、米国の同業UNITEX Chemicalを買収すると発表した。環境に優しい非フタル酸エステル系可塑剤の製造・販売を強化する狙い。取引金額は公表しないことで合意した。

ホウ素系水素吸蔵材、新たなナノポーラス構造開発

水素の貯蔵材料として有望視されている水素化ホウ素マグネシウム(Mg(BH4)2)で、これまで知られていなかった新たなナノポーラス構造を作成することにスイス・ジュネーブ大など欧州4カ国の国際研究チームが成功した。従来の構造

8月製造業売上0.4%減に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2011年8月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.4%下回った。比較対象の7月は同4.0%増(修正値)と大幅に伸びておりその反動が出た格好。国内売上が

Solarworld AG―カタールに年産8,000トンのシリコン工場―

太陽電池大手の独Solarworld(ボン)は6日、中東のカタールに現地企業と共同で年産能力8,000トンの高純度多結晶シリコン工場を建設すると発表した。ソーラーウエハーの主要原料である多結晶シリコンの外部調達を減らしコ

Bayer AG―「日本は最も魅力的な市場」=社長―

製薬・化学大手Bayer(レバークーゼン)のマライン・デッカーズ社長は5日、日本法人設立100周年を記念する記者会見で「日本はわが社にとって今後も最も魅力的な市場の1つであり続ける」と述べ、現地事業の拡大に意欲を示した。

BASF Coatings GmbH―建設塗料事業を一部売却へ―

BASFのコーティング剤子会社BASF Coatings(ミュンスター)は6日、建設塗料事業の部分放出方針を明らかにした。対象となるのは流通業者など向けに製品を販売する事業。長期的に高い収益力を維持できないと判断したため

Sport Group―投資会社が売却か―

北欧系の投資会社IKが傘下の人工芝メーカー、Sport Groupの売却手続きを進めているもようだ。6日付『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙が報じた。関係者はコメントを控えているという。 \ Sport

ブラジル事業強化の独企業相次ぐ

南米最大の経済規模を誇るブラジルで事業を強化するドイツ企業が増えている。電機大手のシーメンスは9月21日、製造実行システム(MESソリューション)開発を手がけるActive SA(サンパオロ州サントアンドレ)を買収すると

薬局専売化粧品、P&Gとアライアンスが独市場投入

米日用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、英ヘルス・ビューティケア大手アライアンス・ブーツのスキンケアブランド、「Boots Laboratories」の提携販売をドイツ、オーストリア、スイスで開

Gea Group AG―包装資材子会社売却―

機械大手の独Gea(デュッセルドルフ)は9月30日、食品向け包装資材を製造する子会社CFS Kempten GmbHを包装資材メーカーのConflex Packaging GmbHに売却すると発表した。売却価格は明らかに

ワサビの酵素が原子移動ラジカル重合の触媒に

ポリマー重合反応の1つである原子移動ラジカル重合(ATRP)で、西洋ワサビに含まれるペルオキシダーゼという酵素が重合触媒として機能することをバーゼル大学のニコ・ブルーンス教授を中心とする研究チームが発見した。触媒として従

中国化学メーカーの新工場稼働

中国の化学メーカー、万華実業集団のハンガリー子会社ボルショドケム(BorsodChem)が新設した工場が9月30日に操業を開始した。同工場の総工費は2億ユーロ。北東部カズィンツバルツィカにある同社の生産拠点に建設された。

ユーロケム、独BASFの肥料工場買収

独化学大手のBASFは27日、ベルギーのアントワープにある肥料工場をロシアの農業化学メーカー、ユーロケムに売却する契約に調印したと発表した。今後さらに肥料合弁会社PEC-Rhinの資本50%も譲渡する計画で、取引価格は合

8月輸入物価、前月比で0.7%低下

ドイツ連邦統計局が9月28日発表した2011年8月の輸入物価指数は前月比で0.7%減少し、2009年9月以来およそ2年ぶりの大幅低下となった。世界的な景気減速が反映された格好で、前年同月比の上げ幅も6.6%と前月の7.5

BASF SE―肥料事業を露EuroChemに部分売却―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は27日、ベルギーのアントワープにある肥料工場をロシアの農業化学メーカーEuroChemに売却する契約に調印したと発表した。今後さらに肥料合弁会社PEC-Rhinの資本50

Evonik Industries AG―IPO見送りに―

化学大手Evonik(エッセン)の過半数資本を持つRAG財団は23日、今秋に予定していた同社の株式公開(IPO)を見送ると発表した。金融・資本市場が不安定で、リスクが大きいと判断した。IPOの準備は済んでいるため、市場環

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