石油・石炭・ガス

ロシア政府、「60/66政策」に不満

ロシア政府は、昨年10月から実施している原油と石油製品の輸出関税を60‐66%方式で計算する「60/66政策」が十分な成果をあげていないことに不満を持っている。メドベージェフ首相がガスプロム本社を訪ねた際に述べたとして、 […]

卸売物価の上昇率が2%未満に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2012年5月の卸売物価指数は前年同月比の上昇率が1.7%となり、前月の同2.4%から大きく縮小した。上げ幅が2%を割り込むのは10年1月以来で、2年4カ月ぶり。石炭・石油製品の上昇率が4

RWE AG―原発から全面撤退へ―

独エネルギー2位のRWE(エッセン)が原発事業から全面徹底する意向だ。事業リスクが大きすぎると判断したため。『南ドイツ新聞(SZ)』が17日報じ、同社が追認した。 \ 7月に就任するペーター・テリウム社長は15~16日に

シェールガス開発でコンソーシアム結成

ポーランドの資源大手PKNオルレンなどが、同国のシェールガス開発プロジェクトを進めるコンソーシアム(企業連合)を結成する。石油大手グルーパ・ロトスがこのほど明らかにした。各社は月内にコンソーシアム契約に調印する予定だ。同

トルコの新興財閥ドーウシュ、韓国のSKグループと戦略提携

トルコの新興財閥であるドーウシュ・グループは先ごろ、韓国の複合企業SKグループと戦略提携することで合意し、契約に署名した。 \ 両社は今年1月にスイスのダボスで開催された世界経済フォーラムで、提携関係を構築する覚書(MO

ガスプロムネフチ、外国企業と提携交渉

ロシアの政府系天然ガス独占企業ガスプロムの石油事業会社であるガスプロムネフチは、ペチョーラ湾(北極海)のドルギンスコエ油田を開発するための国外パートナーを探している。ノーボスチ・ロシア通信が8日報じた。 \ 同社のアレク

独インフレ率2%未満に、1年5カ月ぶり

ドイツ連邦統計局が5月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率(インフレ率)が1.9%となり、1年5カ月ぶりに2%を下回った。物価に占める比重が大きい石油製品の価格動向が反映された格好。 \ 前月

高圧送電網を今後10年で3,800キロ新設

独送電大手4社は5月30日、今後10年間の高圧送電網敷設計画の基本案を発表した。2022年までに原子力発電を全廃し再生可能エネルギーの発電比率を大幅に高める政府の「エネルギー転換政策」のカギを握る取り組みで、Tennet

EnBW

エネルギー独3位のEnBWは5日、電力料金を8月から平均2.6%値上げすると発表した。再生可能電力とエネルギー集約型産業向け助成金負担の増大、および送電網料金の値上げを受けた措置で、1キロワット時(kWh)当たりの料金を

石炭化学Ruetgers、順調に成長

石炭大手のRAGが5年前に投資会社Tritonに売却した石炭化学会社Ruetgersの業績が好調に推移している。2007年に6億5,000万ユーロだった売上高は金融・経済危機に見舞われた09年に5億2,000万ユーロへと

ロシア合弁解消を検討

英石油メジャーBPは1日、ロシア合弁会社TNK-BPの資本50%の売却を検討している事実を明らかにした。複数の買収打診を受け、合弁パートナーのAARに売却の可能性があることを伝えたとプレス発表した。 \ 実現すれば、経営

ルクオイル、イラク油田開発で年内に提携先決定

ロシアの石油大手ルクオイルは、イラク南部の巨大油田「西クルナ-2」の開発プロジェクトのパートナー企業を年内に決定する方針だ。フェドゥン副社長が5月28日、明らかにした。 \ 香港で開かれた投資家説明会に出席した同副社長は

ノルウェーのクヴァナ、モスクワに事務所開設

ノルウェーのエンジニアリング大手クヴァナ(Kvaerner)は、ロシアに駐在事務所を開設する。同社のグンデルセン副社長がこのほど明らかにした。 \ 同副社長は記者団に対し、「2012年末にモスクワに事務所を開設する」と語

ウクライナ、ロシアからのガス輸入が減少

ウクライナでロシアからの天然ガスの輸入が減少している。エネルギー省が5月28日発表した今年1-4月期の輸入量は106億立方メートルと、前年同期から49.9%減少した。同時期の国内ガス消費は前年同期比4.7%減の264億立

墺ボレアリスのバンパー用新素材がルノー車に採用

欧州2位のポリプロピレンメーカーである墺ボレアリスはこのほど、アブダビ国営石油会社との合弁会社であるボルージュと共同で開発した軽量バンパー用の新世代ポリプレピレンが、仏ルノー・グループの2車種で採用されたと発表した。 \

4月輸入物価の上げ幅、2年3カ月ぶりの低水準に

ドイツ連邦統計局が29日発表した2012年4月の輸入物価指数は前年同月比で2.3%上昇した。上げ幅は2年3カ月ぶりの低水準。最大の押し上げ要因であるエネルギーの上昇率が8.7%と、前月の13.1%から低下したことが大きい

改正熱電併給法案が下院で可決

独連邦議会(下院)は23日、改正熱電併給法案を与党の賛成多数で可決した。熱電併給システム(KWK)に対する助成の枠組みを改善、政府は発電シェアに占めるKWKの割合を2020年までに現在の15%から25%へと引き上る意向だ

家庭用燃料電池コジェネ、ドイツで市販化

固体酸化物形燃料電池(SOFC)の世界的大手である濠・独系のCeramic Fuel Cells(CFCL)はこのほど、SOFCを利用した家庭用小型熱電併給(マイクロコジェネ)システム「BlueGen」をドイツで発売した

ボルボ・トラックス、14年にLNGエンジンを北米で投入

スウェーデンのボルボ・トラックスは21日、高圧直噴技術を用いた13リッターヘビーデューティLNG(液化天然ガス)エンジンを2014年度から北米市場に投入すると発表した。 \ ボルボ・トラックスによると、この新型エンジンは

生産者物価の上げ幅、2010年6月以来の低水準に

ドイツ連邦統計局が18日発表した2012年4月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が2.4%となり、前月の同3.3%から大きく縮小した。上げ幅は2010年6月以来1年10カ月ぶりの低水準で、エネルギーを除いたコアベースで

BP主導の送ガス管事業参加を検討

ハンガリーの石油・ガス大手MOLは、英BPが主導する「南東欧パイプライン(SEEP)」プロジェクトに参加することを検討している。ハンガリー紙『ネープサバッチャーグ』が14日報じた。 \ SEEPはアゼルバイジャン産の天然

Eon AG―ガスパイプライン売却―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は16日、ガスパイプライン運営子会社Open Grid Europe(OGE)を、豪金融大手Macquarieを中心とするコンソーシアムに売却することで合意したと発表した。売却

ウクライナ、今後3年間で天然ガス2割増産

ウクライナが天然ガスの生産を強化する。アザロフ首相は16日付け米経済紙『ウォールストリート・ジャーナル』のインタビュー記事の中で、今後3年間で天然ガス生産高が2割拡大するとの見通しを示した。 \ 現在、ウクライナの天然ガ

ロシア富豪がエネルギー大手RWE提訴

独エネルギー大手RWEと同社のユルゲン・グロースマン社長を相手取って、ロシアの富豪レオニード・レベデフ氏が損害賠償請求訴訟を起こしたもようだ。独『マネージャー・マガチィン』誌が18日にオンライン版で報じたもので、総額6億

ガソリン価格、「気にしない」が4割に

ガソリン価格の高騰がメディアなどで大きく取り上げられているにもかかわらず、価格を意識して安い店で給油するドライバーは意外に少ないようだ。全ドイツ自動車クラブ(ADAC)が15日発表した消費者アンケート調査報告によると、「

エネルギー5社のLNG合弁を承認

欧州委員会は16日、エネルギー大手の英BP、仏トタル、伊エニ、米シェブロン、アンゴラの国営石油会社ソナンゴルがアンゴラで液化天然ガス(LNG)の生産事業を共同で行う計画を認可したと発表した。5社は欧州市場でそれぞれLNG

ウクライナ、TANAP計画への参加に意欲

ウクライナが、トルコとアゼルバイジャンが共同で取り組むトランス・アナトリア・ガスパイプライン(TANAP)敷設計画への参加を希望している。アザロフ首相が訪問中のアンカラで発表した声明によると、資金的支援のほか、パイプおよ

Conergy AG―中国企業が出資か―

経営難の独ソーラー企業Conergy(ハンブルク)が中国企業から出資を受ける方向で交渉しているもようだ。『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』紙が関係者の情報として報じたもので、取引は夏までに成立する見通しと

ノルド・ストリーム、輸送能力強化を検討

バルト海底パイプラインを運営する企業連合、ノルド・ストリームが、輸送能力の強化を検討している。今後数十年にわたり、欧州でのガス需要が拡大するとの見通しに基づいたもので、従来計画していた2本のパイプラインに加え、最大2本を

M+W Group

プラント大手の独M+W Groupは14日、エネルギープラントの設計・建設を手がける独Reliable Plant Solutions(RPS)GmbHを買収すると発表した。当該事業を強化する狙い。取引金額は公表していな

チェコ、シェールガス開発を2年間禁止

チェコ政府は国内でのシェールガスの探査を最長で向こう2年間禁止する計画だ。ハルパ環境相が7日、環境省のウェブサイトで明らかにした。 \ 環境相は、「法整備が不十分なために民間企業が被った損失をめぐって政府が訴えられるよう

ナブッコからの撤退、独RWEが検討

カスピ海周辺国の天然ガスをロシアを迂回して欧州に輸送する「ナブッコ・ガスパイプライン」計画からの撤退を、エネルギー大手の独RWEが検討している。同計画をめぐってはハンガリーの国営エネルギー大手MOLがすでに撤退方針を打ち

EUがアルゼンチンに対抗策、石油会社の国有化問題で

アルゼンチン政府が先月、スペインの大手石油会社レプソル傘下のYPFを国有化する計画を打ち出した問題で、欧州委員会のデフフト委員(通商担当)は7日、EUとして近く同国への対抗策を講じる方針を明らかにした。対抗策の具体的な内

カザフスタン石油事業に2.5億ドル追加投資

ハンガリーの石油ガス最大手MOLは、ガザフスタンの石油開発プロジェクトに2億5,000万ドルを追加投資する。MOLのヘルナーディ最高経営責任者(CEO)が3日、同国の首都アスタナで記者団に明らかにした。 \ 同社はすでに

欧州復興開発銀、ブルガリアの再可エネ利用を支援

欧州復興開発銀行(EBWE)はこのほど、ブルガリアの再生可能エネルギー推進プログラムを支援するため1億5,000万ユーロを拠出すると発表した。さらにCO2排出削減に取り組む企業を支援するため1億5,000万ユーロの融資保

セルビア国営セルビアガス、11年は42%増益

セルビアの国営ガス企業セルビアガスが4月30日発表した2011年決算は、純利益が前年比42%増の12億5,000万ディナール(1,480万米ドル)に拡大した。化学製品部門とガラス生産部門が好調で、ガス販売部門の損失をカバ

ガソリン価格を事前届け出制に、法案を閣議了承

連邦政府は2日、ガソリンスタンド業界の規制強化に関する法案を閣議了承した。ガソリン小売価格を事前に届け出させることでスタンド同士の価格調整といった競争法違反行為に対する監視を強化し、価格の透明性を確保する狙い。石油業界団

天然ガス交渉で中国側が新提案=中国高官

ロシア産天然ガスの中国向け輸出をめぐる交渉が暗礁に乗り上げている問題で、国家能源(エネルギー)局の劉鉄男局長は4月28日、事態の打開に向けて新たな提案を行ったことを明らかにした。 \ 中国石油天然気集団公司(CNPC)は

HeidelbergCement AG―エネルギーコストなど直撃―

セメント大手の独HeidelbergCementが3日発表した2012年1-3月期(第1四半期)決算の営業利益は1,400万ユーロとなり、前年同期(6,000万ユーロ)の4分1以下に落ち込んだ。エネルギーと物流コストの上

ポーランド~チェコ間の新ガスパイプライン敷設を計画

ポーランドのガスパイプライン事業者ガス・システムとチェコの同業ネット4ガス(独RWEグループ)が、両国間の送ガス・インフラの強化を検討している。パイプラインの新設および既存ラインの拡充が内容。ガス・システムは、スロバキア

加LNGエナジー、シェールガス埋蔵量は最大750億cbm

カナダの石油開発会社LNGエナジーはこのほど、同社がポーランドで権益を持つシェールガスの鉱区の可採埋蔵量が250億~750億立方メートルであるとの調査結果を発表した。 \ LNGエナジーはポーランド子会社のサポニス・イン

中国とエネルギー分野の協力強化、市場開放含む戦略的提携へ

EUと中国は3日、エネルギー分野における連携強化と市場開放の推進を目的とした戦略的パートナーシップの構築に関する合意文書に署名した。EUは再生可能エネルギーや省エネ技術の研究開発および商用化など、幅広い分野で中国を支援す

消費者景況感2カ月連続で悪化

市場調査大手のGfKが4月27日発表したドイツ消費者景況感指数の5月向け予測値は5.6となり、4月の5.8(修正値)から0.2ポイント落ち込んだ。同指数の悪化は2カ月連続。景気の見通しに関する指数は2カ月連続で改善したも

4月インフレ率2.0%に低下

ドイツ連邦統計局が4月26日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率が2.0%となり、11年1月以来の低水準を記録した。3月は同2.1%、2月は2.3%に上っていた。前月比の変動率はプラス0.1%だった

輸入物価、3月の上昇率は3.1%に

ドイツ連邦統計局が4月27日発表した2012年3月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が3.1%となり、これまでに引き続き縮小した。エネルギーは13.1%増と大きく上がったものの、金属は低下。全体の上げ幅が減少した。前月比

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