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2013/10/16

経済産業情報

再可エネの利用が家庭でも拡大

この記事の要約

再生可能エネルギーの利用がドイツの一般世帯でも拡大している。連邦統計局が9日発表したところによると、同エネルギーの2012年の消費量(気温変化の影響を除いた実質ベース)は全世帯の合計で840億キロワット時(kWh)となり […]

再生可能エネルギーの利用がドイツの一般世帯でも拡大している。連邦統計局が9日発表したところによると、同エネルギーの2012年の消費量(気温変化の影響を除いた実質ベース)は全世帯の合計で840億キロワット時(kWh)となり、05年に比べ56.7%増加した(表参照)。

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家庭で用いる再可エネは薪、木質ペレット、太陽熱、ヒートポンプの4種類で、このうち薪と木質ペレットが約90%を占める。薪は補助暖房、木質ペレットはメイン暖房として利用される。

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再可エネ以外で消費量が増えたエネルギー源は石炭(05年比の増加率62.9%)と地域熱(同13.5%)。石油(25.7%減)と天然ガス(9.5%減)、電力(2.9%減)は減少した。

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消費エネルギーを用途別でみると、最も使用量が多いのは暖房で、全体の70.3%を占めた。

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